洋画字幕データをネット投稿 京都、著作権法違反容疑で男逮捕
日本語に翻訳した洋画の字幕データをインターネットのサイトに投稿したとして、京都府警サイバー犯罪対策課と伏見署は5日、著作権法違反(翻訳権などの侵害)の疑いで、東京都文京区水道2丁目、映像制作業の男(54)を逮捕した。
府警の説明では、映画の字幕をめぐり、同法の翻訳権の侵害を適用するのは全国初という。
逮捕容疑は、昨年5月22日~同6月28日、国内で未公開だった洋画「ポルターガイスト」の日本語字幕データを無断で作成して海外の専用サイトに投稿し、米国の映画制作会社の著作権を侵害した疑い。
府警によると、男は、ネットで洋画データを入手して翻訳したといい、「他の人も見たいだろうと思って作った」と容疑を認めているという。
府警は同日、日本語字幕データと洋画2作の映像を合成し、ファイル共有ソフトでネット上に無断公開したとして、著作権法違反の疑いで、東京都大田区中馬込三丁目、無職の男(58)も逮捕した。
【 2016年07月05日 23時34分 】