新たに絶滅危惧種に指定 IUCN
国際自然保護連合(IUCN)は、絶滅の恐れのある生き物を載せたレッドリストを改訂し、スッポンを新たに絶滅危惧種に指定した。高級食材として多数養殖されているが、日本や中国、ベトナムなどで川や池などの生息環境が狭まり、野生のスッポンが減少しているためという。
IUCNは政府機関や研究者らでつくり、年2回程度、レッドリストを見直している。スッポンは絶滅の恐れが3番目に高い「絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している種)」に指定された。IUCN会員の日本自然保護協会によると、生息数の減少は川や池の岸のコンクリート化や養殖用の捕獲、外来種との交雑などが原因という。
また、本州や四国、九州の山間部などにすむニホンイタチが「3世代(10年未満)で25%程度減少した可能性がある」として「軽度懸念」から「準絶滅危惧種」に引き上げられたほか、琉球諸島のアマミスミレは最もランクの高い「絶滅危惧1A類(ごく近い将来に野生で絶滅する危険性が極めて高い)」とされた。【久野華代】