こんにちは、芸術大好きToshiroです。いつもお読みいただきありがとうございます。今回は前回に引き続きレンブラントを紹介します。
レンブラント・ファン・レイン
レンブラントはバロック期を代表するオランダの巨匠です。美術史において極めて重要な人物です。
レンブラントの生い立ちなどについては前回の記事で紹介しているのでそちらを見て頂ければと思います。
さっそく作品を見てみましょう。
作品紹介
ガニュメデスの誘拐
あまり有名ではないかもしれませんが、知る人ぞ知る作品、と言ったところでしょうか。観た瞬間に鑑賞者に強烈な印象を与えてくれる作品です。鷲に変身したユピテルがトロイヤ王国建国者トロスの息子ガニュメデスを誘拐し空へと飛び立つところを描いています。ガニュメデスは絶世の美少年とされているのですが、本作では顔がしわくちゃになるほど泣きじゃくっており、その恐ろしさのあまり失禁までしています。また、非常にわかりにくいのですが、画面左下をよく見ると母親が両手を挙げてガニュメデスを追いかけている姿を確認することが出来ます。
夜警
レンブラントの傑作中の傑作、『夜警』です。前回の記事を読んでいただければ分かりやすいと思うのですが、当時の集団肖像画は人物全員を平等に描くのが当たり前でした。しかし本作でも人物を平等に描くということはしておらず、全体的に動きのある表現をしています。この作品を観た依頼者の多くが、「顔が隠れている」などの不満を漏らし、これがきっかけでレンブラントへの注文が激減したとも言われています(諸説あり)。本作でもレンブラント特有の光と影の対比表現が行われています。また非常に印象的なのが中央やや左に描かれている少女です。物理的に少女に光が当たることはないのですが、意図的に少女に光が当てられています。この少女のモデルは様々な議論が行われてきたのですが、現在でも不明です。
水浴する女
レンブラントは多くの女性の作品を描いていますが、その中でも特に有名なのが本作です。十分な根拠がないため女性が入浴をしている様子を描いた作品としか言えないのですが、研究者からはバト・シェバを描いたものとする説やスザンナを描いたとする説などが指摘されています。たくし上げられた衣服をよく見るとかなり荒い描き方がされているのですが、レンブラントにしては珍しい描き方です。そのため未完なのでは、という指摘もあります。
アムステルダムの織物商組合の見本調査官たち
こちらも集団肖像画を描いた作品で、同じく動きのある表現がなされています。『夜警』の指摘で大人しくなったのかわかりませんが、若干古典的な構図を取っています。しかし会議中のところを中断し写真で切り取ったかのような、瞬間を描いたような表現にはレンブラントらしさを感じます。ちなみに『夜警』でバッシングを受けたのは事実ですが、作品の質の評価は高かったようで、この作品が注文されたことからもそれを伺うことが出来ます。
自画像
レンブラントは生涯に多くの自画像を残したことでも知られていますが、こちらの自画像は晩年に描かれたものです。晩年とは言え、その表情からは自信のようなものを感じ取ることが出来ます。
ゼウクシスとしての自画像(笑う自画像)
レンブラント最後の自画像です。『笑う自画像』として存在は知られていたのですが、その笑みの意図が全く解明されていませんでした。しかしレンブラントの弟子が描いた『ゼウクシスとしての自画像』が発見されたことにより、本作の主題が『ゼウクシスとしての自画像』であることが確定します。ゼクシウスとは古代ギリシアに活躍した、徹底した写実性を意識した画家で、レンブラントはゼクシウスに自身を投影させることで、自己の内省を試みたのではないか、と思われます。
スライドショーも作ったので良かったら見てみてください。
今回もお読みいただきありがとうございました。
Toshiroでした。それでは、また。
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