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直前に職質 実行犯、厚手のコート着用

テロがあったトルコ・イスタンブールのアタチュルク国際空港で、外で不安そうに待つ人々=AP

 【イスタンブール田中龍士】トルコ最大都市イスタンブールの国際空港で起きた自爆テロ事件で、実行犯の男が自爆直前に空港で警察官から職務質問を受けていたと地元紙が報じた。警官は、男が夏にキルティングジャケットを着ていることを不審に思い声を掛けたが、男は発砲して逃走し、テロに及んだという。

 警官は「この季節にコートを着てうろついている男がいる。強盗のように見えるが、尾行しようか」と同僚に携帯電話でメッセージを送信。続けて同僚に応援要請した後、男に身分証明書の提示を求めた。男はいったん応じる姿勢を見せかけたが、銃を警官に向け発砲。警官は負傷し、男は空港ビル1階の外に出て自爆した。

 地元メディアは、この模様を記録したとみられる防犯カメラの映像を報道。映像には、エレベーターホールで私服警官が男に話しかけるようなしぐさをすると、男が振り返りざまに腰から銃を取り出し、警官に発砲する様子が映っている。

 これまでに報じられた防犯カメラの映像では、実行犯3人はいずれもジャンパーを着用。このうち1人は、ふわふわした質感のキルティングジャケットを着ていた。事件が起きた6月28日の最高気温は28度。男らは銃や体に巻き付けた爆発物を隠すため、厚手のジャケットを着ていたとみられる。

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