■みんなの党 小野次郎・国会対策委員長代理
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http://live.nicovideo.jp/watch/lv118479358?po=news&ref=news#3:00:02
角谷:本日最後の登場となります、みんなの党の国対委員長、今は遊説局長として全国を飛び回っております、小野次郎さんです。こんばんは、よろしくお願いします。
小野:こんばんは、よろしくお願いします。
角谷:本当にお忙しい中ありがとうございます、ご足労いただきまして。今日は色々と先生のお話を伺っていきたいと思いますけども、今、みんなの党の選挙戦、また全国を回っていて、手ごたえはいかがですか?
小野:全体的な手ごたえですけども、やっぱり選挙が野田総理の「明後日解散しますよ」というのから始まって、どの党も急な選挙になりました。
角谷:はい。
小野:やっぱり最初に、序盤戦に出てきた色んな数字の分析というのが、2大政党さんの間の、ハッキリ言えば民主党さんの失望した度合いがこれくらいで、(民主党の支持層から)自民党さんにこれくらい乗るみたいなのが出ていましたけど、もう一つの理由と言うのが、第三極というのが、自薦自称、他称、両方含めてですけど、たくさんになっちゃったんでどこがどう違うんだと。あるいは個々の政治家さんがこっちからこっちへ動いちゃったりしてますから、分かりにくいことがあるんだと思いますが。だんだん終盤にかけてきて、うちの党というのは多少なりともブレずにやってきているというのが、私たち常に訴えていますので。ようやく第三極にみんなの党があるよなということを見ていただいているようで。どこの県も、北海道から九州まで回っていますけど、手ごたえはグーッと伸びてきている感じはします。
角谷:浸透してきたという感じはしますか?
小野:はい。
角谷:その中でじゃあ今日は政策を、この企画もですね、最後にもう一回聞いておこうということなので。よろしくお願いしたいと思います。
小野:はい。
角谷:まずは消費税のことからうかがいましょう。消費税は、みんなの党はどう考えますか?
小野:消費税は、増税ストップ、増税凍結と言ってます。2つ理由があって、1つは結党以来、うちの党は「増税の前にやるべきことがある」、これみんな他の党も皆さん言うようになりましたけど、元祖「増税の前にやるべき事がある」って言ってるわけで。私たちには2つの理由があって、1つは政府のお財布に穴が開いちゃってる。無駄遣いなり、あるいは既得権の人たちがもう予算を先に取ってしまうから、お金がなくなったという目があるんで、まず政治家の色んな待遇を切り下げていくっていうこと。あるいは公務員の人件費全体を民間の水準に近づける努力をする。そういった政治家とか公務員の世界が、税金を使って国民の皆さんに雇われている立場なんですから、その人たちがそういった姿勢を示すことが、国民の皆さんに増税の負担をお願いしたいと言う前に必要だろうと。
それが一つ。もう一つはこのデフレが続いてる時期に、不景気が続いてる時に国会でね、要するに国会対策で多数派工作をすれば増税法案が通っちゃったわけですけど、じゃあ何のために増税するんですか?と。やっぱり財政収入が増えて、財政を改善するためなんでしょ?と。だったらデフレが続いていたり景気が悪いまんま増税したって、税収は増えませんよ?と。このことを我々は訴えていまして。やはり金融政策なり景気対策を先行させてしっかりと、一言で言えはGDPが上がって来ましたよと確認されるまでは、増税は凍結だということを言っています。
角谷:はい。続いてTPPです。
小野:私たちはTPPに限らず、国際的な経済連携というのは積極的に進めて行くべきだとの考えです。というのは、TPPだけじゃなくて日・ASEANだとか日・EUだとか日・中・韓だとか、たくさん経済連携の話は来てます。最初に協議に参加する、最初に交渉に参加するというのは、日本にとって絶対に必要なことだと思います。ただTPPについては、例えば日本の方が進んでいると思われる国民皆保険の仕組みだとか、それは絶対に守らなきゃいけないし、競争力が弱いと言われている農業とかなんかはどうするのかと。
これについても、日本の立場を最大限主張しなきゃいけない。で、与えられた時間の範囲内でその競争力を強化する政策を組んでいく必要がある。そういうポッシビリティがあるのか、それはしっかり見極めた上で、TPPに本当に入るのか、入れないのか、それは当然、国会を通じて国民の皆さまの最終的な判断を仰がなきゃいけないと思ってますけども、私たちは行政権が、つまり政府がそういった協議に参加する、交渉に参加するということは、やらなきゃいけないと思っています」
角谷:はい、わかりました。続いて震災復興問題ですけれども、これについてはどうでしょう?
小野:まあ、各選挙区を回っても皆さん怒っているのは震災復興で、復興予算、これには増税も含まれたわけですね。
角谷:ええ。
小野:なのにその予算が、震災地域と言えないところで使われている。このことについては福島の方も怒っているけどもそれ以外の方も怒っているわけなんですよ。「誰なんだ、こんなことをやっているのは?」と。私が公務員の経験もあり、政治家になって7年になりますけども、分かっているのは、「官僚が悪い官僚が悪い」と皆さん言いますけども、官僚は誰か政治家に入れ知恵されたから、提灯持ちはしますけど、官僚の、元々の民主党政府の作った原案にはなかったんですから。復興地域以外で使うなんていうことは。これはね、しっかりと責任追及をすべきだと思いますよ。
絶対に悪知恵のある政治家が、自分の選挙区の何か道路を作るとか橋を作るとかに使えるようにしろという入れ知恵で、それを入れたわけですから。このことは国民的な反感をすごく買ってますんで、みんなの党は復興庁を復興地域に作れという、私たちは法律(案)まで出してたんです。だけど、2大政党がそこまでする必要はないということで押し切られてしまいましたけど、やっぱり原点に帰って復興予算、国民全体に負担してもらってる負担もあるわけですから、その思いは一つ。復興地域の復興にあてるべきだと、私たちはそう思っています。
角谷:はい。さて、原発の問題ですがどうでしょう?
小野:みんなの党は、2020年代までに日本の経済活動に何ら支障を与えることなく、そして私たちの生活の快適さをね、大昔に戻れと言ってもできないじゃないですか。寒さをしのぎ暑さをしのぐ、快適さを下げることなく、色んな手を組みながら、どうやれば脱原発を着実に進めていくことができるのか、去年の春からシミュレーションをし、積算をしてきました。で、今回、2020年代に最後の原発を止めますということを国民の皆さまにお約束したところです。
角谷:はい。共通のお話を伺っていますけども、北朝鮮の核ミサイル問題などアジア外交についてはどういうお考えでしょう?
小野:北朝鮮の国際社会からこれだけすべきじゃないと、思い留まるべきだと言われている、いわゆる、(北朝鮮は)衛星と言ってますけど、ミサイルと見られる打ち上を強行しましたけども、非常に遺憾なことだと思っています。これについては、日本政府自身も毅然たる態度で臨むべきだと思いますけども、やはり今までの流れを見れば、中国を含めた国際社会から北朝鮮に対して、そういった周りの国に脅威を与えるような行動は慎むように、国際社会として強く働きかけていくべきだと思っています。
角谷:中長期的な話かも知れませんが、移民政策と外国人参政権についての質問ですけども。まず移民政策というものが、少子化対策でどうしても新生児労働力が労働力になるまでに過渡期があると。これを(外国人労働力によって)埋めるべきだという考え方がありますけども。
小野:狭い意味での移民政策ではないのかも知れませんが、やっぱり日本の青年、年齢はともかく日本の方にも、もっと海外にどんどん出て行ってもらって、勉強してくるべきだと思うんですね。昔のような、そういった海外で勉強して日本国内に持ち帰ろうという志を持った方が、どうも最近減ってしまっているみたいで、寂しいと思っているんです。どんどん出て行って外のことを勉強してもらう。同時に外の方にもどんどん入ってきて貰って日本のことを知ってもらうっていうことが、中国の方、朝鮮半島の方も含めて、私はその交流は進めるべきだと思います。で、移民政策ということに関して言えば、私たちはいわゆる資格を持っていたり技術を持っている方には日本に入ってきて頂いて、そういった少子化の中で(労働力が)必要になっている分野がたくさんありますから、そういう働きをして頂きたいと。そういうふうに思っています。
角谷:はい。
小野:それから外国人参政権の問題。私たちは外国人参政権には反対です。反対だと言ってる主旨は、やはりこういう問題っていうのは国民的な理解がなければいけないと思うんですね。参政権を主張される方っていうのは、例えば子供さんの学校の問題だとか福祉の問題とか、色んな面で行政サービスを受けるわけだから、あるいは税金も納めることになるわけだから、発言する権利もあるだろうというお話だと思いますが、やはり国民的な理解が広がってからでないと。この議論をすれば必ずしも日本におられる外国人の地位が高くなるんじゃなくて、かえって色んなフリクションを起こしてもいけないんで。まず、もうちょっと外国人参政権については国民的理解が広がるまでは、私たちはすべきでないと思っています。
角谷:わかりました。ネットと選挙についてはどうでしょう?
小野:解禁して欲しいですね。やっぱり今までの公選法って言うんですか?極端に言うと明治時代から残ってるような規制がたくさんあるんですよ。提灯なんて書いた規定がありますからね。
角谷:うん、うん(笑)。
小野:あるいは大きな看板を掛けるって言ったって、細かい話はいいとして、今、私は選挙規制の2つ要素があるかなと。1つは「フェアネス」。みんなに公平かどうか。大きな党にも小さな党にも、お金持ちの人にもそうでない人にも公平かどうかというルール。もう1つは、選挙に関係ない一般市民からすれば「ニューサス」。あんまり私生活にうるさいとかうざったい、選挙運動はやめて欲しいというのはありますから。例えば、マイクやスピーカーについての使用の規制とか、あるいは個別訪問の規制っていうのはそういったニューサスの部分があると思うんですね。私生活に入ってこられると困るっていう面がある。
そういう意味で言うと、ネットを使っての選挙運動っていうのは極めてフェアにできる。お金がある人もない人も、そしてニューサスがあると言うと見なきゃいいんですから。そういう人は道路をマイクでガンガン、私たちも実際はやってるんですけども、そんな運動よりは、ネットを使っての運動をもっと解禁すべきだと思うんで、これ選挙後に全てがなりますけども、この点については党派を超えてそういう理解が広まっていると思うので。むしろ世代の違いでね、昔風の選挙をやりたいっていう政治家が結構いるんですよ。「俺、ネットなんか使わない」なんて人がいますんで、そういう方にどうやってご理解頂くかですけど。年代によっては、私たち50代以下の人たちの人は、「その方が合理的だよね」と、そういう理解はあるんじゃないかと思うので、ぜひ選挙後にネットを使っての選挙運動を解禁できるように、働きかけていきたいと思っています。
角谷:っていうことは来年の参議院選挙には間に合わせたい?
小野:ぜひ間に合わせたいと思っています。
角谷:なるほど、わかりました。(視聴者からのメールを見て)こちら、こういう質問です。11日の話ですけども、衆院解散前に日本維新の会との合流が頓挫したにも関わらず、江田幹事長が、「日本維新の会が旧太陽の党の議員と離婚すれば、みんなの党と再婚できるかも知れない」と発言。一体、みんなの党の存在意義はどこにあるのか教えて欲しいと。
小野:はい。選挙戦の途中ですからあんまり他の党のことを、そういう立ち入った話はすべきではないと思いますけど、「日本維新の会との関係が今度どうなりますか?」というのが質問の主旨だとすれば、私たちはやっぱり脱原発にしても増税凍結にしても、基本的な政策で一致できるならさらに親しくするという余地があると思いますけども、その政策を棚上げして数が多くなるからその方がいいじゃないかっていう考え方で合流とかね、そういうのは今後ともあり得ないと思います。
角谷:なるほど。続いてはこれ、関連しますね。「選挙前、日本維新の会と合流できなかった最大の問題点は何ですか」?
小野:そうですね、政策が完全に一致してない部分があったということと、もう1つは旧太陽の党と日本維新の会が合流された。結果ですね、私たちとの政策上の合意というのが新しい今の維新の会と、必ずしも全般的に確認できなくなったということがあって、その話は今頓挫しているということだと思います。ただ、古い民主党の政治、自民党の政治、2大政党の政治に対して、今度の選挙っていうのは第三極の対決している構図になっているので、その意味ではね、例えば官僚主義の打破みたいな問題。これ、最後に言ったように思っているんですけども、そういう点では維新の会とは大変共通する面があるので、選挙協力できる面は選挙協力していきたいと。そういうことで今、臨んでいるところです。
角谷:はい。「結党してからのみんなの党の最大の功績は何でしょうか?」と。
小野:功績...それはやっぱり、「しがらみのない政治」というのを訴えてるということだと思います。しがらみって色々ありますけど、一番あれなのは官僚主義の打破という事ですね。結局、民主党さんもそれをおっしゃったんですけども、結果的にはどう評価するかは別として、官僚の書いた原稿をそのままやっている。官僚の作った段取りに沿って内閣が動いてしまっているっていう印象を持っている方って多いと思うんです。自民党になると、もっとそれがですね、官僚と一体になってやってきたという部分がありますから、私たちはそういう意味で自民党とも違うし民主党とも違うという一番の部分は、官僚支配に対する距離感、しっかりとそれを冷静に見つめて、それに対して批判的に望んでるということだと思います」
角谷:はい。「みんなの党には女性の現職議員がいません。また今回の選挙でも女性候補者が少ないように思いますが、何か方針などあるんでしょうか」?
小野:あの、女性の方にもっともっと入っていただきたいと思ってますし、女性の地位の向上に対しても熱心に取り組んでいるんですが、適任の候補者の方がなかなかおられなかった。でも今回は全国に女性候補がいるんで、ぜひそういう方に這い上がって来て頂いて、今みたいな質問をされないように(笑)、女性も男性も活躍するみんなの党って言われるように努めていきたいと思っています。
角谷:続いて、「政見放送で『10万人の国家公務員を削減』とおっしゃっていましたが、10万人の失業者を生むのでしょうか」?
小野:あの、公務員の方全てを私たちが何か冷たく見てるんじゃなくて、当然それが地方で行われなければいけない仕事であれば地方の職員として行うわけですよね。(国家公務員と地方公務員の業務が)ダブっている部分があると。そのダブりを調整しようということであって、何かその、失業する方を作るためというわけではなくて、むしろ国家公務員がやるべきことなのか、地方公務員がやるべきことなのか、さらに民間でやるべきことなのか、ということを見直すという意味で、国が直接税金で、国の費用で負担する公務員の数を減らしていこうということであって。必ずしも行政サービスが低下するという意味ではないし、生首の方の、失礼な言い方ですけど、勤めておられる方の生活が脅かされるような失業を生むという意味ではないんで。その点の誤解は解いていきたいと思っています。
角谷:わかりました。その辺はじゃあ、誤解なんですね。
小野:はい。
角谷:ええと、そうですね、あとちょっと長くなりそうな質問「経済政策についてじっくり聞きたい」とか、「少子高齢化社会にどう対策したらいいのか」という、政策を聞きたいというのがありますけども、ちょっと時間がなくなってきましたね。残り3分となりましたので、みんなの党が最後に見ている皆さんに訴えたいことを、ぜひこちらのカメラでお願いします。
小野:みんなの党は今回の選挙で、「増税凍結」そして「脱原発」を訴えてきました。でも、この増税凍結にしても脱原発にしても、多くの国民がそう思っていますけどなかなか実現に辿り着けない。特に政治の世界の中でも、それを貫き通すことが難しい。何が一番障害になってるかというと、どっちの場合も官僚支配ということだと思うんです。増税の路線というのが組まれてきたのも、官僚のシナリオだと言われています。それを止めることができなくて、2大政党がこぞってこの増税法案を通してしまった。これを凍結するためにはデフレの脱却とか、景気対策をしていかなきゃなりません。でも、それぞれに今までやってきたやり方を官僚の方々に変えて頂かなきゃならない部分があるんで、それをみんなの党はできる政党だと思っています。
脱原発も同じなんで、結局長い間、経済産業省なり電力業界なり、地域独占制ですから半分お役所みたいな性格になっていますけど、そういった活動、ストラクチャーが「安全だ」とか「安く作れるんだから使えばいい」っていうことを、私たちにマインドコントロールをかけてきた面があるので、これを頭を入れ替えて貰って、官僚の方たちに脱原発の方向に進んでもらうには、やっぱり、官僚の皆さん全部を私たちは敵視してるとかやる気がないと言ってるわけではないんです。古賀茂明さんのようにしっかりとマインドを持った方、モティベーションを持った方もいるし、私を含めて「脱藩官僚」なんですけども、そういう官僚の方たちもおられるので、やはり政治家が国民の思ってる気持ちを「こういう方向に国を進めて行くんだ」。そのことを官僚の皆さんに明確にお伝えして頂いて、その方向に従って官僚の皆さんにメニューを作ってもらう、プログラムを作ってもらう。
そうしたら政治家はブレずに、色んな雑音が入って来てもその方向に官僚の皆さんと進んで行く。そんな政治をみんなの党は実現したいと思っています。だから、政策目的として増税の凍結とか脱原発を言ってますけども、同時にそれは官僚のシナリオに沿って政治家が動くんじゃなくて、国民の思いを官僚がしっかりと整理した上で、決断する方向性を官僚の皆さんにしっかりと伝えて、国民と国家に仕える、国民と国家のために働こうという志のある官僚の皆さんと共にみんなの党はそういった政策目的を実現していきたいと思っています。どうか、みんなの党に政治をやらせて下さい。政治の中でもっと発言権を与えるようなパワーをみんなの党に与えて頂くように、心からよろしくお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
角谷:はい、ありがとうございました。大体お話できましたか?
小野:はい。
角谷:今日はみんなの党の、今は遊説局長で全国を回っておられます小野次郎さんにお話を伺いました。これで全部で8党のお話を聞いた事になります。ではここで、小野さんとはお別れになります。ありがとうございました。
小野:ありがとうございました。
(了)
◇関連サイト
・衆議院議員総選挙2012 - 特設ページ
http://ch.nicovideo.jp/channel/sousenkyo
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