Appleは、昨年6月より定額制音楽配信サービス「Apple Music」を展開している。そのユーザー数は現在1,500万人と言われているが、業界首位であるSpotifyの3,000万人と比較すればその差は大きく、Appleとしてはなんとか追従していきたいところだろう。 こうした背景があるなか、現地時間6月30日、海外メディアを中心に、気になる2つのトピックが立て続けに報じられている。■ライバルサービス「Tidal」を買収か 日本ではサービスが展開されていないので、聞き馴染みがないかもしれないが、米国を中心としたエリアにおいて、勢力を拡大しつつある定額制音楽配信サービスの1つに「Tidal」がある。同サービスは、大物ラップミュージシャンのJay ZやKanye Westらが共同でオーナーを務めており、現在グローバルで約420万人の会員を抱える。 Appleとしては、同サービスはライバルの一角であるわけだが、米ニュースメディア『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、Appleが同社の買収を検討しており、交渉は現在進行形で進んでいると伝えている。 Apple・Tidalともに、本件に関する正式なコメントは出していないが、仮にこの買収策が成功すれば、ライバルを取り込み、サービスを強化することにつながる。今後の展開が注目される情報である。■Apple、Spotifyのアプリアップデートを拒否か さらに、最大のライバルとも言えるSpotifyに対し、徹底抗戦するかのような情報も出ている。 米ニュースメディア『Re/Code』が伝えたところによれば、AppleはApp Storeの承認プロセスを盾に、「business model rules(ビジネスモデルにおけるルール)」を理由として、Spotifyのアプリアップデートを拒否したという。 すでにSpotifyは本件に対して反対する意向を示しているとされるが、こちらに関しても、AppleならびにSpotifyとも、正式なコメントを発していないので、現時点で詳細は明らかでない。 だが、仮にこうした一連の動きが水面下で起こっているとすれば、Appleが「Apple Music」に対して、本格的に注力しはじめたと言えるだろう。
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