未確認飛行物体
古くから目撃報告が相次ぐ「未確認飛行物体」。数多くのSF映画やテレビ番組でも取り上げられ、それらは私たちの興味を引いて止みません。しかし、私たちは未確認飛行物体についてあまり多くを知りません。
今回は未確認飛行物体の種類や目撃事例、正体とされている説をご紹介します。
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未確認飛行物体とは
未確認飛行物体とは、航空・軍事用語で正体不明の飛行対象を指す言葉です。この定義に当てはめれば確認の取れていない航空機や気球、敵国から放たれたミサイルなども未確認飛行物体として呼ばれます。一般的には「UFO(Unidentified Flying Object)」の呼ぶ方が一般的です。これとは逆に対象の確認が取れた物体は「確認済飛行物体」と呼ばれています。また、水中で発見された未確認物体に対しては「USO(未確認潜水物体)」という言葉を使うそうです。これらに対し、テレビ番組や雑誌などでは未確認飛行物体とは「異星人の乗る宇宙船」を指す言葉として使われます。ここでは後者の宇宙人に関係するものとして話を進めていきます。
未確認飛行物体の種類
報告されている未確認飛行物体は非常に多種多様な形状があり、それらの特徴からいくつかに種類分けされています。ここでは有名な未確認飛行物体の種類をご紹介します。
①円盤型
昔から目撃報告がある円盤の形をした未確認飛行物体です。目撃例が多いため世界一有名な種類の一つです。皿のように平べったい形状のものから楕円に膨らんでいるものまで同じ円盤型でも多少の違いはあるようです。「空飛ぶ円盤」とも呼ばれています。
②アダムスキー型
アダムスキー型とは、円盤型の上部と下部に半球体型の突起物が設けられている未確認飛行物体です。古いマンガやイラストでは未確認飛行物体はアダムスキー型で描かれることが多く、円盤型に次いで有名な種類といえます。1952年にジョージ・アダムスキーという男性がこの種類の未確認飛行物体を撮影したことからこの名前が付けられました。
③三角型
三角型はその名のとおり三角形をした未確認飛行物体を指します。近年目撃情報が増えてきている種類でそれぞれの角が発光していたという報告が多いです。
④ピラミッド型
ピラミッドのような三角錐の未確認飛行物体がこれに分類されます。さらにはピラミッドふたつの底部分を合わせたような種類も確認されています。ピラミッド型の未確認飛行物体も近年目撃報告が増加しています。
画像:rocketnews24
⑤球体型
球体型はピンポン玉のような白い未確認飛行物体です。比較的古くから目撃報告がある種類になります。発光したり、複数の群れになって飛んでいるところも目撃されています。
画像:kita-z-min14
⑥螺旋型
螺旋型は文字通り螺旋のように渦を巻いた形状をしている未確認飛行物体です。物体というよりは現象に近いようで1981年の中国や2009年のノルウェーで目撃されました。非常に多くの人々に目撃された種類として知られており、ノルウェーで数千人、中国では数百万人が目撃しました。
画像:blogs.yahoo
⑦葉巻型
葉巻型は葉巻のような細長い棒状の未確認飛行物体です。古くから目撃報告がある種類のひとつで、球体型の未確認飛行物体が吸収されたという目撃報告から宇宙船の大型母船なのではないかといわれています。
未確認飛行物体の目撃例
未確認飛行物体は非常に古くから目撃報告があり、宇宙人と合わせて多くの遺跡や逸話になって現在にも残っています。日本の「かぐや姫」でさえ宇宙人と宇宙船から着想されたいわれています。また、飛行機が発明され航空技術が発達してからも未確認飛行物体は益々目撃例が増加しています。ここではそれら目撃例の中から特に有名なものをご紹介します。
①フー・ファイター目撃例
フー・ファイターは第二次世界大戦中の多数の目撃があった未確認飛行物体です。兵士たちは夜でも激しい光を発しながら飛行するこの物体に恐怖し、「フー・ファイター」と呼んでいました。フー・ファイターは視野の悪い夜間も正確な編隊を組みながらが空を飛び、アメリカでは「大日本帝国の秘密兵器」ではないかとも噂されました。実際にロサンゼルスでは「ロサンゼルスの戦い」と呼ばれる日本の飛行機と誤認された未確認飛行物体への攻撃も行われました。日本にはこの襲撃を行った記録はなく、この未確認飛行物体の正体は現在も判明していません。
②ケネス・アーノルド目撃事件
1947年、アメリカのワシントン州レーニア山近くを自家用飛行機で飛行していたケネス・アーノルドは謎の未確認飛行物体を目撃しました。9つの平らな飛行物体は非常に高速で移動しており、近くに飛行機が飛んでいれば聞こえるはずのエンジン音も聞こえなかったといいます。彼の証言をマスコミが「空飛ぶ円盤」として取り上げたことからこの呼び名は世界中で知られるようになりました。また、この目撃を受けFBIは未確認飛行物体を調査するプロジェクトを立ち上げます。この事件の影響から、空飛ぶ円盤が目撃された6月24日は「UFOの日」と呼ばれています。
③イースタン航空目撃事件
1948年7月24日、イースタン航空便を操縦中の機長と乗客は飛行中に葉巻型の細長い未確認飛行物体を目撃しました。この飛行物体にはいくつかの窓があり、操縦席のようなものも見受けられ後部からが赤い炎を噴出していました。未確認飛行物体は突然角度を変え、そのまま上空に消えていきました。この報告を受け、アメリカ空軍はこの日に多数の隕石が観測されていたことから、機長と乗客は隕石を見間違えたのだと発表しました。しかし、葉巻型の未確認飛行物体には操縦席や複数の窓が確認されており、角度を変えて空へ上昇していったことからも隕石と考えるのは不自然とされています。
④パンアメリカン航空目撃事件
1952年7月、パンアメリカン航空の旅客機の機長と乗組員が発光する未確認飛行物体を目撃しました。その飛行物体は円盤型で旅客機に接近後150°近く角度を変えてそのまま姿を消したといいます。未確認飛行物体の発光はそのスピードと関係しているようで速度が上がればより激しく発光したそうです。また、重力の影響を全く受けていないように見え、音速の16倍ものスピードで飛行していたことがわかりました。調査の結果も空しくこの未確認飛行物体の正体は判明されないままでした。
⑤BOAC機目撃事件
BOAC機事件とは、1954年6月に英国海外航空旅客機の機長や乗組員が未確認飛行物体を目撃した事件です。その未確認飛行物体は巨大な葉巻型で、その周りには6つの小型飛行物体が飛んでいました。異常に気付いたアメリカの戦闘機が駆けつけると、小型物体は母船に帰還する戦闘機のように葉巻型に収納されたといいます。葉巻型の飛行物体はその後収縮し、そのまま飛び去ったそうです。
⑥フォートマンモスの目撃例
1951年、ニュージャージー州フォートマンモスを飛行中の戦闘機パイロットが高速で飛行する円形の未確認飛行物体を目撃しました。この飛行物体は突然120°方向転換し、そのまま姿を消してしまいました。この物体は時速1126㎞で飛行しており、非常に不規則な動きをしていたことがレーダーで確認されました。レーダーにより未確認飛行物体が確認された最初の事例となり、当時の人々を騒然とさせました。
⑦レイクンヒース目撃事件
1956年8月13日、イギリスのレイクンヒースにある空軍基地のレーダーにマッハ3近くで移動する未確認飛行物体が確認されました。この飛行物体は同時刻に4か所で目撃されており、高速移動から突然静止したり、直角に方向転換するなどを繰り返したといいます。正体の確認のため戦闘機が現場に到着すると、未確認飛行物体は戦闘機の後方に回り込みました。パイロットはこれを振り切ろうと必死に急上昇、下降、旋回を試みますが、未確認飛行物体はぴったり後方から追いかけてきたそうです。燃料切れにより戦闘機が帰還するとこの発光物体は姿を消してしまいます。この未確認飛行物体は複数存在し、編隊を組んで飛行しているところも目撃されていました。
⑧テヘランの未確認飛行物体
1976年9月19日、イランのテヘラン上空で未確認飛行物体が目撃されました。イラン空軍の戦闘機が現場に向かいましたが、何故か計器が異常をきたしミサイルで攻撃することができませんでした。未確認飛行物体は巨大な葉巻型で、戦闘機から一定の距離を保って飛行していましたが、中から小型の飛行物体が現れ戦闘機の周りを周回しました。その後、小型物体は葉巻型の母船に収納され未確認飛行物体は砂漠地帯に着陸しましたが、それ以降は発見することができなかったそうです。
未確認飛行物体の正体
これら未確認飛行物体の正体は一体何なのでしょうか?ここではこれらの正体として説明されているものの中から特に有名なものをご紹介します。
①異星人の宇宙船説
未確認飛行物体と聞いて世界中で多くの人が想像するのがこの異星人の宇宙船説です。また、異星人の無人惑星探査機の可能性もあるといわれています。現在私たち地球人も無人探査機を様々な惑星に向けて飛ばしており、他の惑星の知的生命体が同じように探査機を送ってきても何ら不思議はありません。今後私たちの技術がさらに発展し、遠い星の知的生命体が存在する惑星に調査に行くことができるようになれば、おそらくそのようにするでしょう。以前まではオカルトとして語られていた未確認飛行物体ですが、現在では真面目に取り組む科学者も増えてきています。
②精神投影妄想説
目撃される未確認飛行物体は、報告される以前から映画や雑誌などにより目撃者の知識に擦り込まれていることが多いため、何か別の物体を誤認した際それを未確認飛行物体ととらえることがあるといわれています。しかし、未確認飛行物体がメディアなどで一般的になる以前から目撃報告があり、この説で全てを説明することはできません。
③秘密兵器説
自国や敵国の公開されていない飛行兵器を目撃したのではないかとする説です。事実アメリカなどが保有する戦闘機の中には未確認飛行物体に誤認する可能性のあるものがいくつか存在しています。また、NASAがUFO型の宇宙飛行機を開発しているという証言もあり、これらを誤認したのではともいわれています。しかし、目撃される未確認飛行物体の中にはあきらに現在の技術では実現が難しいものも存在し、この説により全てを説明することはできません。
④タイムマシン説
未確認飛行物体の正体は未来人がタイムトラベルに使うタイムマシンだという説です。何人かの研究者は未確認飛行物体の乗組員が私たちに公式的なコミュニケーションを取らない理由がタイムトラベルで説明できると主張しています。彼らの正体がタイムトラベルしてきた未来の地球人である場合、私たちとの接触はタイム・パラドックス(過去との接触により未来を変える現象)を発生させることになります。しかし、現在ではタイムトラベルは未来にのみ仮説的に可能とされているだけで過去に戻ることは不可能とされています。
⑤異次元物体説
未確認飛行物体は異次元に存在する別の物体や生命体が何らかの理由で私たちの世界に現れたものだとする説です。ハーバード大学の宗教教授キャロル・ザレスキーはこれまでUMA(未確認生物)や幽霊、宇宙人とされてきたものも全てこれにより説明ができると語っています。日本でも古くから「神隠し」などが存在し、世界中で異次元へのテレポートとしか考えられない現象がいくつも報告されています。それらの現象はあるときは多くの人間が見ていた目の前でも発生しています。この現象とは逆に、異次元から私たちの世界へ転送される現象が起こっても不思議ではないといいます。
⑥自然現象説
未確認飛行物体の正体は自然現象により説明できるとする説です。地球に落下する小型彗星やプラズマ現象は、条件が揃えば目撃される未確認飛行物体に酷似することがわかっています。また、地震が発生する直前に大気が発光して見える現象も確認されており、光を発する未確認飛行物体はこれで説明できるといいます。しかし、自然現象とするにはあまりに不自然な目撃報告も多くそれらを説明することはできないようです。
⑦イタズラ説
未確認飛行物体を撮影した写真や動画の多くはフェイクであることがわかっています。撮影者の多くは新聞社やテレビ局にそれらを販売したり、名声を得るためにねつ造映像を作ったと証言しています。また、近年では遠隔操縦飛行機「ドローン」を誤認する事例も増えてきています。
いかがでしたか?私たちが確認できていないだけで未確認飛行物体は確かに存在しています。もしこれらが異星人の探査機だとしたら私たちにコミュニケーションを取る日が来るかも知れません。それが友好的なものだとは限りませんが。
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