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 JR長崎線肥前竜王駅(佐賀県)で昨年5月、上り列車が止まっている線路に下り列車が進入したトラブルで、国の運輸安全委員会は30日、運行を統括する総合指令が下り列車の停止位置を誤認したことなどが原因とする調査報告書を発表した。

 報告書によると、下り列車は異音により駅手前の信号機を数メートル超えて緊急停止した。しかし総合指令は停止位置を信号の手前と誤認し、再出発させても停止信号で再び止まると考え、再出発を許可したという。下り列車は、上り列車が止まっている駅構内の線路に入り、約90メートル手前で止まった。

 総合指令と運転士は、緊急停止時に本来すべき口頭での位置確認を行っていなかった。運輸安全委はJR九州に対し、車内規則通りの口頭確認の徹底を求めた。