エキゾチックで高性能なクルマを確保して撮影を行うには、多額の費用と多大な労力を要する。クルマとロケーションを完璧に整えて、映画やCMを撮影することは極めて難しい。しかし、視覚効果を得意とする英国の会社、The Millが開発した「ブラックバード」を使えば、特定のクルマを用意しなくても、お好み次第の自動車コンテンツを制作することが可能になる。
ブラックバードの優れた点は、あらゆるクルマと同じように運転でき、見た目もそっくりになることだけではない。3Dレーザースキャニングと高ダイナミックレンジ画像を組み合わせることで、バーチャルな周辺環境を作り上げることもできる。The Millでは、想像力が足りない人のために、ブラックバードにCGで制作したボディを被せたクルマを見ることができるユニークなAR(拡張現実)アプリも開発している。
その名が示す通り、ブラックバードは、超音速の高高度偵察機「SR-71ブラックバード」と同じ格納庫で、特殊効果装置の設計・製造をする米国の会社、J.E.M F/Xの技術者によって手作りされた。完成までに2年の年月を費やしたという。それでは早速、その変幻自在なクルマをビデオでチェックしてみよう。
By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー