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「ホモ全面禁止」ってどういうことだ。新創刊ボーイズラブ雑誌編集部を直撃

2016年6月30日 10時00分

ライター情報:松澤夏織

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青少年保護育成条例など表現の規制が進む一方で、より過激な表現を求められていると言われるボーイズラブ(BL)やティーンズラブ(TL)。今月10日に講談社から刊行されたデジタルBL雑誌「ハニーミルク」の企画者で編集部スタッフのOさんに話を聞いた。

「今の流行りがエロってわかってます?」


――「ハニーミルク」のコンセプトが「癒ししかいらない!」になったのはどうしてですか。
ハニーミルク編集部(以下 HM編集部) 夜読んでハッピーな気持ちで安らかに眠りにつけるような甘さと癒しのあるBLを、私が読みたかったんです。関係性やドラマを描いた上でエロがあるような、ストーリーがしっかりした読み応えのあるお話をつくりたかった。でも、「往年の少女漫画みたいなキラキラ感!お互いが好きでいちゃいちゃしているようなハッピー感!一番重視したいのはそういうのです!!」とデザイナーさんに伝えたら「今の流行りがエロってわかってます?」と一刀両断されました(苦笑)。電子書籍はエロとの親和性が高いですし、実際エロいほど売れる傾向があります。鬼畜やクズなど過激でエロいものが流行っているのも知っていましたが、ストーリーを重視するところは企画段階からずっとこだわってきたことでしたし、そこは譲れなかったんです。個人的にもBLにエロは欠かせないと思っているのでゼロにするつもりはないけれど、「BL=エロ本」というイメージはどうにかしたいという思いがありました。
――規制は年々厳しくなっているのに、読者のニーズはよりエロい方へといっています。調整がたいへんそうですね……。
HM編集部 表現に関して言えば、性器の修正度合は気を使いますね。単純に“描かない”という方法もありますし、構図を調整して見えないようにしたりします。あとは毛、挿入時等の擬音が過激になりすぎないようにとか。
――今年3月に不健全図書指定を受けた『イノセント』の指定理由も、性器の修正に関することが多かったですよね。電子書籍で18禁だったものを紙で売るにあたって全年齢向けに修正したのに指定を受けた『PET契約』の例もあり、基準はどうなっているのかなと思います。
HM編集部 『イノセント』に関しては、かなり過激な内容ですし指定もやむなしという感はあります。けれどもっと過激な作品がある中、なぜ指定を受けたのかわからないものもあって…。青少年保護育成条例は卑猥なものや残虐なものがいけないとしていますが、実際明確な基準というのはないんですよ。

ライター情報

松澤夏織

元印刷会社OL、現ライター兼編集アシスタント。ムック本の執筆、WEBメディアの取材・構成など。趣味は漫画とアニメとロードバイク。月間900km爆走する体育会系。

URL:Twitter:@natsumatsuri728

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