こんにちは、デジタルサイネージ調査隊新隊長です。
みなさんは、2016年6月29日〜7月1日、東京ビックサイトで開かれた第2回先端コンテンツ技術展をご存知ですか?
AR・VRを始めとする、先端技術を使ったインタラクティブなコンテンツが多数展示されたというこちらのイベント。
“これからのデジタルサイネージ業界に関わってくるコンテンツも多数展示されるに違いない”ということで、今回もデジタルサイネージ調査隊が初日の様子を調査しに行って参りました。
まず始めに訪れたのは、株式会社ジュリアジャパンのブース。
Webサイト制作からシステム開発、映像制作にパンフレット制作と幅広いコンテンツの制作を手がける同社が展示していたのは、
専用の用紙に書かれた恐竜に色を塗り、上の画像のマシーンでキャプチャをすると
目の前の巨大スクリーンに自分が色を塗った恐竜が現れるというシステム。さらに、スクリーン上で恐竜を触ると反応があるのだとか。
元隊長も興味深そうに恐竜をタッチしていました。
お次はネストビジュアル株式会社が出展していた、インタラクティブサイネージである『サスケ1号』。
キネクトを使用したこちらのコンテンツは、ディスプレイの前に立つと
リアルタイムでキャラクターの中に自分の顔がはめこまれます。
こんなにかわいい元隊長、未だかつて見たことがあったでしょうか。
さらに両手をあげたり動かしたりすると
ディスプレイ上の鳥も一緒に動きます。
ショッピングモール内などに設置すれば、子供たちの人気を集めること間違いなしでしょう。
システムのレンタルも可能とのことなので、期間限定のキャンペーンやPRイベントなどにも大活躍しそうです。
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が出展していたのは、ディスプレイ上の3Dキャラクターを音に合わせて踊らせることができるというコンテンツ。
今回は、人気バンドBUMP OF CHICKENの楽曲『ray』のMVにも使用された3Dの初音ミクを、専用のコントロールボードをタッチすることで自由に踊らせたり、表情を変えさせたりすることができました。
上の画像、左側の部分では初音ミクの表情を、右側の部分では踊りの振り付けを操っています。
元隊長好みの表情&ポーズで踊っているミクちゃんがこちら。
ちらりと見える太ももがとてもセクシーです。
株式会社オムニバス・ジャパンが出展していたのは、最近注目を集めている球体サイネージ。
しかしこちらのサイネージ、ただ球体なだけでなく、なんとLeap、キネクトを使いインタラクティブ性がプラスされているのです。
上の動画のように、球体の前に手をかざすと手の動きに合わせて映像が変わります。まるで球体そのものを回しているかのような感覚に。
さらにスピーカーもついており、リアルタイムで映像の変化に合わせた音声も流れます。
さらに同社はキネクトを用いたARコンテンツも出展していました。
画面の前に立つと、人の顔を認識し、ランダムで様々なキャラクターに頭をつけてくれます。
ちなみに私、隊長は上の画像でカッパになっております。元隊長だけ、なぜか認識されていませんでした…。
さらに同社は、半透明スクリーンを利用したコンテンツも出展。
ディスプレイの前を人が通ると、粒子などのモーションが発生し、映像が変化するのだとか。
インタラクティブ要素に加え、ただのスクリーンではなく半透明であるため、人目につきやすくすることを狙っているそうです。
本メディアでもMITENEでお馴染みの株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズが出展していたのは、商品自体と連携させたデジタルサイネージ。
ディスプレイの前に並べられたテニスラケットを手にとると、ラケットに合わせてコンテンツが流れます。
内容はそのラケットの特徴を分かりやすく説明してくれるもの。斬新なPR方法で消費者の心を掴むだけでなく、店員が消費者に各商品の説明をする手間もはぶけます。
さらに、ディスプレイ下に設置されているWebカメラにより、ディスプレイの前に立っている人の年齢、性別などを記録することができます。どういった年代の人が興味を持つ商品なのか、1日にどの程度の人が商品を見ているのか、ログ解析にも使用できるという優れ物。
元隊長は実際のところもう少し若いのですが、最先端技術によると35歳に見えるようです…。
今回、会場のいたる所で目についたのはVR。
専用のグラスをかける必要があるため、撮影が難しいと断念していたのですが…
株式会社スパイスは分かりやすく、グラス上で見える映像を外部のモニターにも写し出していました。
グラスをしている人には、上空のとても小さなスペースでバスケットをしているように見えるこちらのVR。実際に体験したらとてもスリルがあることでしょう…。
元隊長は
「みんな並んでいるし、人気だから体験するのはやめておこう。」
と言っていましたが、本当は怖かったんだと思います。
最後は、パナソニック株式会社が出展していた、ドローンならぬ、バルーンカム。
天井に浮かぶ、巨大なバルーンの下にカメラがついており、
リアルタイムで地上の様子を写し出してくれます。
天井が高ければ高いほど、広範囲の撮影が可能なのでイベント会場やライブ会場などで活用できるでしょう。
様々な技術、そしてアイディアがつまった先端コンテンツ技術展。もはやインタラクティブなのは当たり前の時代となっており、インタラクティブな上でユーザーをどう楽しませるか、いかに訴求力を高めるか、そういった点が深く追求されたコンテンツが多く見られました。
現在の先端コンテンツは、近い未来当たり前のコンテンツとなることでしょう。今後街中でも今回の展示会にあったような、エンターテイメント性のあるインタラクティブなコンテンツが増えていくのではないでしょうか。
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