残忍なテロが相次ぐトルコで、今度は空の玄関口・アタチュルク国際空港が狙われた。容疑者が銃を乱射した後に自爆すると、ターミナルはオレンジ色の閃光(せんこう)と爆発音に包まれた。「トルコに安全な場所はない」。利用者は嘆いた。
ロイター通信によると、容疑者の1人は男で、黒い服を着て顔をさらしていた。男を50メートルの距離から目撃したという南アフリカ人観光客の男性(77)は「男はターミナル内を移動しながら、無差別に発砲した」と証言した。
米NBCは、「警察官が男と格闘した直後、男が自爆した」という目撃者の話を伝えた。犯行に使われたカラシニコフとみられる銃が現場から見つかった。
空港の周辺には、たくさんの救急車が集まり、負傷者らを病院へ運んでいるほか、武装した警察官などが警戒にあたっている。
チャナッカレ大学日本語教育学科2年生のドルク・アルトゥンタシュさん(20)は28日夜、空港ビルの入り口前にいた。29日未明のフライトで日本語研修のため日本へ向かう予定で、一緒に行く学生5人や引率の教師1人と待ち合わせをしていた。
突然、「パン、パン」と銃声が5、6回聞こえた。空港ビル前にいた人々は建物内に、建物内にいた人々は外へ逃げ出し、一気にパニック状態になった。
アルトゥンタシュさんは建物内に駆け込んだ。すぐに「ドーン」と爆発音がした。周辺の窓ガラスが粉々になり、まわりにいた人々は足や頭などから血を流して倒れていた。「こっちに来い!」と近くの売店の店員が叫んだ。レジのカウンターの後ろに身を隠した。
再び「ドーン」という大きな爆発音。最初の音よりもすさまじく、フロアは地震のように揺れた。天井板はいっせいにはがれ落ち、電気が消えた。
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朝日新聞国際報道部
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