イスタンブールの空港で爆発と銃撃 死者28人に
トルコ最大の都市イスタンブールの国際空港で、日本時間の29日午前4時ごろ、爆発と銃撃があり、地元の知事はこれまでに28人が死亡したとしています。
トルコ最大の都市イスタンブール郊外にあるアタチュルク国際空港で、現地時間の28日午後10時ごろ(日本時間の29日午前4時ごろ)、爆発と銃撃がありました。
地元の知事はトルコのメディアに対し、この爆発でこれまでに28人が死亡し、およそ60人がけがをしたと明らかにしました。また、ボズダー法相は「空港の国際線ターミナルで、テロリストが自動小銃を乱射したあと自爆した」と発表しました。また、地元メディアは、複数の容疑者が保安検査場の前で爆発物を爆発させて自爆テロを行ったと伝えています。
イスタンブールにある日本総領事館によりますと、日本人が巻き込まれたという情報はこれまでのところ入ってないということで、引き続き、情報確認を急いでいます。
事件を受けて、アタチュルク国際空港は滑走路を閉鎖して、すべての便の発着を見合わせています。
イスタンブールでは今月7日にも旧市街で、警察官が乗ったバスが通りかかった際、路上に止めてあった車が爆発し、市民と警察官合わせて11人が死亡するテロがあったばかりです。
地元の知事はトルコのメディアに対し、この爆発でこれまでに28人が死亡し、およそ60人がけがをしたと明らかにしました。また、ボズダー法相は「空港の国際線ターミナルで、テロリストが自動小銃を乱射したあと自爆した」と発表しました。また、地元メディアは、複数の容疑者が保安検査場の前で爆発物を爆発させて自爆テロを行ったと伝えています。
イスタンブールにある日本総領事館によりますと、日本人が巻き込まれたという情報はこれまでのところ入ってないということで、引き続き、情報確認を急いでいます。
事件を受けて、アタチュルク国際空港は滑走路を閉鎖して、すべての便の発着を見合わせています。
イスタンブールでは今月7日にも旧市街で、警察官が乗ったバスが通りかかった際、路上に止めてあった車が爆発し、市民と警察官合わせて11人が死亡するテロがあったばかりです。
トルコでのテロ事件
トルコでは去年7月以降、過激派組織IS=イスラミックステートやクルド系の組織によるとみられるテロ事件が相次ぎ、犠牲者は200人を超えています。
去年10月に首都アンカラで起きた自爆テロ事件では、トルコ史上最悪となる100人以上が死亡しました。
最大都市イスタンブールでは、ことし1月に世界遺産の旧市街でドイツ人観光客12人が死亡する自爆テロが起きたほか、3月にも繁華街で観光客ら4人が死亡する自爆テロが起きました。
いずれも犯行声明は出ていませんが、トルコ政府はISとつながりのある人物による犯行と断定しています。
また、トルコ政府と対立するクルド系の組織も、テロを活発化させています。
爆発物を積んだ車を爆発させるという手口で、首都アンカラではことし2月に官庁街で兵士ら29人が死亡、3月に繁華街で37人が死亡したほか、今月にはイスタンブールでも警察官など11人が犠牲になっています。
いずれも、トルコ政府は、分離独立を目指す武装組織PKK=クルド労働者党による犯行と断定していますが、同じクルド系でもPKKとは一線を画す過激派組織「クルド解放のタカ」が犯行を認める声明を出しています。
イスタンブールでは、今回のアタチュルク国際空港とは別のサビハ・ギョクチェン国際空港でも去年12月、駐機場に止まっていた旅客機の近くで爆発があり、「クルド解放のタカ」が犯行声明を出しています。
トルコ政府はテロ事件が起きるたびに国内でISやクルド系の組織の摘発を強化するだけでなく、隣国シリアでも拠点に向けて攻撃を行うなど強い姿勢で臨んでいますが、その報復として市民を狙ったテロが相次ぐという悪循環が続いています。
去年10月に首都アンカラで起きた自爆テロ事件では、トルコ史上最悪となる100人以上が死亡しました。
最大都市イスタンブールでは、ことし1月に世界遺産の旧市街でドイツ人観光客12人が死亡する自爆テロが起きたほか、3月にも繁華街で観光客ら4人が死亡する自爆テロが起きました。
いずれも犯行声明は出ていませんが、トルコ政府はISとつながりのある人物による犯行と断定しています。
また、トルコ政府と対立するクルド系の組織も、テロを活発化させています。
爆発物を積んだ車を爆発させるという手口で、首都アンカラではことし2月に官庁街で兵士ら29人が死亡、3月に繁華街で37人が死亡したほか、今月にはイスタンブールでも警察官など11人が犠牲になっています。
いずれも、トルコ政府は、分離独立を目指す武装組織PKK=クルド労働者党による犯行と断定していますが、同じクルド系でもPKKとは一線を画す過激派組織「クルド解放のタカ」が犯行を認める声明を出しています。
イスタンブールでは、今回のアタチュルク国際空港とは別のサビハ・ギョクチェン国際空港でも去年12月、駐機場に止まっていた旅客機の近くで爆発があり、「クルド解放のタカ」が犯行声明を出しています。
トルコ政府はテロ事件が起きるたびに国内でISやクルド系の組織の摘発を強化するだけでなく、隣国シリアでも拠点に向けて攻撃を行うなど強い姿勢で臨んでいますが、その報復として市民を狙ったテロが相次ぐという悪循環が続いています。