「第1」に並行し開通…日本、多大な恩恵
【サンパウロ朴鐘珠】中米パナマで26日、第2パナマ運河が開通した。太平洋と大西洋をつなぐ海運の要衝として約100年にわたり機能してきた従来の第1運河に並行する形で、第2運河は水門を拡張し、コンテナ輸送量にして2.6倍の船舶の通航が可能となった。
最も恩恵を受けるのは米国産シェールガスの日本向け輸出だと言われる。国土交通省の試算によると、メキシコ湾から東京まで第2運河を経由すると液化天然ガス(LNG)タンカー1隻当たり輸送費2億5000万円、所要25日となり、スエズ運河経由の4億2000万円(所要42日)から大幅な節約になる。