【ロンドン=共同】英国民投票で欧州連合(EU)離脱の結論が出たことを受け、英下院の請願サイトで26日未明までに、投票のやり直しを求める署名が250万人を超えた。インターネット上ではロンドンの独立とEU加盟を求める署名活動も展開され、約15万人の署名が集まった。
いずれも実現可能性はほとんどないが、僅差の結果だったことで、EU残留派の反発が強まっている。
請願は投票前から出され、投票率が75%未満で、多数だった方の得票率が60%未満だった場合、やり直しを求めるとの内容。実際の投票率は約72%、離脱支持は約52%だった。残留派議員の一人は、投票結果に「法的拘束力はない」と主張、議会で離脱の是非を改めて審議すべきだと訴えた。
一方、ロンドンを巡る署名は、カーン市長に独立を宣言させて、ロンドンをEUに加盟させるよう要請している。カーン氏は残留派の一員として活動し、結果判明後も「私は今もEUに残留した方がいいと信じている」との声明を出した。ロンドンでは投票者の6割が残留に投じた。
カーン氏は欧州単一市場から離れるべきではないとし「EUと協議する際は、ロンドンも発言権を持つことが極めて重要だ」と訴えた。