こんにちは。ぴーらっつです。
わたしの父は、ギャンブル依存症です。
このことでわたしは、人知れず、相当悩んできました。
なんでわたしばっかり。なんでうちばっかり。そう思ってばかりだった。
でも、周りに打ち明けてみると、意外と友達でも、家族の借金や浪費癖で悩んでいる子がいて、びっくりしました。
ギャンブル中毒って、そう簡単に治るものではありません。
うちもまだ、問題を悪化しないようにしているだけに過ぎない。
でも、たったひとつ、やってはいけないことだけは、お伝えできます。
今日は、わたしが実体験から学んだ、借金癖のある人との関わりで、絶対にしてはいけないことをお伝えします。
借金癖のある人との関わりで、絶対にしてはいけないことは、借金を肩代わりしてあげることだ。
もし、大切な人に、「借金があるんだ。絶対に返すから、肩代わりしてくれないか?」といわれたら、あなたはどうしますか?
めちゃくちゃ動揺しますよね。例えば、夫、妻、父、母、兄弟。
そんな血の濃いつながりの人が借金をしてしまったら、今回くらい、代わりに返してあげよう、そう思ってしまうかもしれません。
でもね、これって、同じことを繰り返させるだけなんです。
‘自分で苦しい思いをして返す‘という体験をしないと、その人は何度でも同じように借金をします。
「借金なんて、もう二度としないから!!!」
そんな言葉信じちゃダメです。普段泣かないような人が泣いてたって、土下座したって、代わりに返してくれる人がいたら、絶対にまたしますよ。
借金って、病気なんです。
ギャンブル中毒もアルコール中毒も、病気。
きちんと病院に行って正しい治療をしないと、治りません。
でも、家族だし、大切な人だし、わたしは信じてあげたい!!
わかりますよ?痛いくらいに。だって、わたしもそうだったから。
「お父さんもちゃんと伝えれば、きっとわかってくれるはず。」
そうやって信じて、何度裏切られたかわかりません。
もう一度言います。
大切な人に迷惑をかけたのに、ギャンブルやアルコール、浪費を辞められない。
これは完全に病気です。
絶対にしてはいけないのは、借金を肩代わりすることです。
じゃあ、どうすればいいのか?
これって本当に難しい。なぜなら、わたしもとても悩んでいる問題だから。
いっても、そんなたいしたことないでしょ、って思いますよね。
なので、どれくらいひどいかをとりあえず説明してみます。
めちゃくちゃ長くなるけど、ごめんなさい。興味がある人だけ読んでね。
父のギャンブル依存症の詳細
母が言うには、父は若いころからパチンコが好きで、負けては勝手にお金を持って行ってしまう人だったそう。
わたしが生まれてからも、ミルク代ですら、握りしめてパチンコに行ってしまったらしい。
と、いっても、勝つときもあるので、勝つときは家族で食事に行ったり、おもちゃを買ってくれたりしたし、普段は穏やかで怒ることもなく、優しい父がわたしは好きで、かなりパパっ子だったらしい。
借金のことが分かるようになってから、距離を置くようになったのだけど。
昔は景気も良く、給料もかなりもらっていたようで、わたしが中学生になる年に、家も立てている。
ほかに、キャンプやギターやオカリナや釣りなど、割と趣味もあって、今ほどはパチンコにのめりこんでいなかったんだと思う。
でも、いつからか、わたしの知っている父は、ほかの趣味をしなくなり、人付き合いもしなくなってしまった。
無口であまり笑わなくなったころ、気づけばパチンコに行くために、数百万単位の借金を何度もしていて、父の姉や、兄、母がそのたびにたて替えてきたらしい。
母とは、弁護士も入れて、「もう二度と借金はしない、したら離婚します」と念書も書いた。
けれど、また借金が見つかって、それでも母も一人で生きてはいけないので、そのままずっと一緒にいる。
だからわたしは、夫婦それぞれが稼げるべきであると考えるのだ。
話がそれたが、そんなこんなで、パチンコに行くために、小学生の時に学校で積み立て貯金をしていたのだけど、それも使われてしまったし、お年玉や、友人の結婚式用にとっておいた、祝儀袋に入れておいたお金まで、勝手に持って行ってしまった。
勝てば返してくれるし、ちょっとずつ小遣いから返してはくれるけど、そういう問題じゃないよね。
子どものお年玉を勝手に持ってく親って、やばいよね?
そんなこともあり、わたしは高校に入ってから、あまり家に帰らないようになった。
見て見ぬ振りをしたかったのだ。
母が、うちはお金がないから、私立の高校や専門は受験できないよとか、何も買ってあげられない、そんなことを毎日のように言われたり、いつも泣いているのを見たり、そういうのがすごくつらかった。
本当にお金がない、お金がないって言われ続けていると、そういうマインドになってきてしまう。
だからバイトでお小遣いを稼ぎながら、遊び歩いたり、彼氏の家に入り浸ることが多くなった。
我ながら、高校時代は本当に病んでいたと思う。
見て見ぬふりをして生きてきて、自分が結婚し、家を出て、そんな問題はなかったように思えていた。
でも、ぱっと現実に引き戻されたのは、自分の妊娠中。
子どもが生まれ、入り用になるからと、切り詰めて生活していたころに、父からの電話。
「お金が足りなくてボーナス払いが払えないから、たて替えてくれんか。」
わたしは実家に急いで帰った。
なぜ払えないか尋ねると、今までは母がやりくりしていたのを、父が
「俺の働いた金だ、俺が管理する」と奪い取り、パチンコに行った結果、ボーナス払いの住宅ローンや、パチンコで作った借金が払えなくなったらしい。
この際と思って、全部聞き出すと、なんと固定資産税、数年分を滞納していてすごい額になっていることも分かった。
電気もガスも一月分、滞納していた。
妊娠中、ただでさえ精神的に不安定になりやすい時期なのに、あまりのひどさに、わたしは気が狂いそうだった。
わたしがやったこと
まず、すべての借金を把握するため、信用情報機関に問い合わせた。
お金はかかるが、借金をする人は嘘をついていることが多いらしい。
仕方なく、情報開示請求をして、今ある借金がいくらあるのか洗い出した。
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全国銀行個人信用情報センター(KSC)に情報開示請求
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日本信用情報機構(JICC)に開示請求
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株式会社シー・アイ・シー(CIC)に情報開示請求
結果、嘘はついていなかったようで、安心した。
お金を借りた負い目があり、文句を言いながらも自分で書類を書いてくれたので、情報開示はスムーズだった。
かかった費用は父の給料から。
弁護士に相談し、借金に過払い金がないか調べてもらった。
結果、相談料5000円程度かけたが、借金は減ることはなかった。
もちろんこの金額も父の責任なので、父の給料から引いておくねと言っておいた。
家計の管理を引き受けた
仕方がないので、母とわたしと妹2人で、建て替えて、毎月の給料から少しずつ返してもらうことにした。
母が言っても父は聞かないので、長女のわたしが通帳、銀行のカード、クレジットカード、印鑑などすべて預かり、管理した。(なぜかわたしのいうことは割と聞いてくれるので助かりました)
そして、毎月、住宅ローンや借金の返済と、それぞれが出し合ったお金を少しずつ返した。
幸い父は、仕事だけは真面目に通う人で、仕事とバイトの給料から代わりに返済をしていき、父には小遣い15000円で生活してもらった。
お金を貸す代わりにパチンコにいかないと約束した。
借金を何度もしていてみんな困っていること、パチンコはやめてほしいことを伝え、ノートに書いてもらった。
もう借金できないよう、貸付自粛制度を申請をすることを条件にお金を貸した
貸付自粛制度とは、資金需要者が、自らに浪費の習癖があることその他の理由により、自らを自粛対象者とする旨又は親族のうち一定の範囲の者が、金銭貸付による債務者を自粛対象者とする旨を日本貸金業協会に対して申告することにより、日本貸金業協会が、これに対応する情報を個人信用情報機関に登録し、一定期間、当該個人信用情報機関の会員に対して提供する制度です。登録手数料等の費用はかかりません。
簡単に言うと、浪費癖などでお金を借りてしまう人にお金を貸せないようにする制度です。
これは登録した日からおおむね5年間を下らない期間有効であり、郵送でも受け付けてもらえます。
しかし、登録した日から3カ月たてば、本人が申告すれば解除できてしまうこと、闇金など登録していない悪質業者からは借りることができてしまうため、気休め的な要素しかありません。
【相談窓口の業務】貸付自粛制度の手続き方法 | 日本貸金業協会
精神科に連れて行った
一度診察を受けさせたところ、精神科医に、本当なら入院しなければいけないレベルだといわれた。
でも、入院してしまうと収入が入らなくなり、お金が返せなくなるので無理でした。
自助グループに週一でも通ってもらいたかったが、仕事とバイトの時間の問題で通えず、あきらめるはめに。
その代わり、賃金業相談・紛争解決センターに電話でのカウンセリングを2週間に1度程度、してもらうこととした。
結果
あれから月日もたったので、かなり返済はすすみ、残りは住宅ローンといくつかの借金のみになった。
しかし、約束はすっかり破られており、電話でのカウンセリングもやめてしまい、パチンコにも小遣いが入るとすぐに行ってしまう。
あげくのはてに使い果たして、また小遣いを追加しろと言ってくる始末だ。
でも、仕事はまじめに行くので、一つだけ、マシになったのはわたしがお金を管理していることで、確実に借金が返済できているということだ。
また借金をしたら、自分のお金で弁護士やら、書類の提出やら、精神科やらに行かされる。一応、借金ができないようになっているので、借りれない。
それが新たな借金を防いでいるように思う。
あのとき、わたしたちが善意でお金をただ肩代わりするだけだったら、父はまた新たな借金を作っていたであろう。
まとめ
「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」
わたしの好きな言葉で、老子の言葉です。
これはどういう意味かと言うと、
食糧に困っている人に、魚を与えるのは簡単です。
でも、与えられたものを食べるだけでは、この人は生きていけません。
魚をもらい続けなければ、この人は生きていけないからです。
この人を本当の意味で生かすのに、必要なことは…?
そう、魚の釣り方を教えてあげることです。
釣り方を覚えれば、自分で魚を釣って生きていけます。
本当に大切な人、守りたい人のために必要なことは、金銭を与えることではありません。
自分のしたことに責任を負わせ、つぐなわせること。
そうしなければまた同じ過ちを繰り返します。
それだけでなく、魚がなくなったら、また魚をほしいと要求してきますよね?
つまり、借金を払ってあげるのはやさしさでも何でもないんです。
無限ループに陥りたくなかったら、心を鬼にしてください。
そりゃあ、わたしだって、60歳近い父に仕事もバイトもさせて、お小遣い15000円なんて、かわいそうに思いましたよ。せつないというか。
でも、しかたなかったんです。
自分の選んだ道。それを他人がいくらがんばっても変えることはできない。
なぜならそれは、自分の課題ではなく、その人の課題だからです。
この嫌われる勇気という本を読んで、アドラー心理学の課題の分離を知り、わたしの心は少し軽くなりました。
自分ができることをやるしかないのだ、そう決心できたんです。
もし、自分でなく、他人の問題で悩まされている人は、絶対に一度読んでみてください。
あの人は何でこうしてくれないんだろう。
どうしたら、あいつにわかってもらえるんだろう?
などと、悩むことってありますよね。
この本を読むと、いかに人間が、悩んでも仕方のないことで悩んでいるのかがわかり、気持ちがとても楽になります。
この記事を読んでいる方で、いま、どん底に落ちている人がいるかもしれない。
もう、世の中いやになっちゃっているのかもしれない。
でもね、この本をよーく読んで、自分の課題を考えてみてください。
そしたら、‘いまのじぶんにできること‘が、みえてくるかもしれません。
わたしの‘いまのじぶんにできること‘は、
父の借金を食い止めること。
父が自分の力で、お金を返す手伝いをすること。
そして、自分が、もし何かあったときでもほかの家族を守れるくらい、もっともっと稼ぐこと。
そう気づきました。
だって、わたしが父の借金なんて関係ないくらい、稼いでいれば、おびえて暮らす心配なんてないわけですよ。
普通の収入しかないから、こわくなる。
だからね、やるしかないんです。
普通のそこそこのサラリーマンの給料なんかじゃ、満足できない。
強くならなきゃ!って。
そりゃあ、つらくなるときもイヤになるときもあるけど、あきらめたら何も変わらないから。
絶対に乗り越えて、当時は確かに大変だったわ、なんて笑ってやるんだって、思ってる。
自分がこうすればよくなるって、信じたことをがむしゃらにやってみるのも、いいんじゃないかな?
まだまだ30歳!人生これから!
わたしのこんな体験が、少しでも誰かの気持ちを楽にしてくれたらうれしいな。
最後まで読んでくださったみなさん、長々とありがとうございました。