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うつのキセキ。

うつで休職した会社員が社会復帰をめざして奮闘したりぼやいたりするブログ。

ポジティブになりたいけどなれない。ネガティブな考え方でもいいじゃない。

雑記

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ルイです。

ベーシックにネガティブです。私の心の辞書には「ポジティブ」という言葉はありません。

基本的に悲観的に生きています。好きな言葉は「リスクヘッジ」です。

そんなわたしにとって、毎日を前向きにキラキラ生きているポジティブな人たちは対極の存在です。

ポジティブになりたいけど、簡単にはなれないよ

ポジティブな人たちというのは、なんか知らんけど幸せそうです。

「それってどうなの?」って状況に陥っている割に、やたら楽観的です。

「大丈夫大丈夫!どうにかなるよ!未来は明るい!」と、特に根拠はないのにハイテンションです。よくわからないけど楽しそうです。

脳内で分泌されている物質の種類がわたしとはなにか違うのでしょう。羨ましい限りです。

日々ネガティブに生きるわたしとしては、ポジティブな人はやっぱり羨ましいです。同じ時間を生きるのであればそりゃあ暗い考え方をするよりかは、明るい考え方のほうがお得ですから。

いつもあれこれ心配しているよりかは「心配ないさー!!!」とか言ってるポジティブな人の方が生きるの楽しいですよね。

わかってはいるんですが…長年しみついたネガティブ思考は、簡単には変わりません。ネガティブ思考がアイデンティティの一部に組み込まれているんですよね。もはやポジティブなわたしなどわたしにはなりえないのかもしれない。そこまで思ってしまうのです。

 

ポジティブな人と一緒にいるとポジティブになる…のか?

人の考え方は伝染すると言います。

まわりにいる人たちの考え方に人の性格は影響されていきます。

その考え方だとポジティブな人のまわりにはポジティブな人たちが集まっていきます。ネガティブな人のまわりにはネガティブな人が集まってきます。類は友を呼ぶというやつです。ポジティブな人が集まった「ポジティブサークル」は、いわばパリピのような人たちです。好んで酒を飲み、バーベキューやクラブで踊り狂うのが好きな人たちです(完全に主観)。

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一方ネガティブサークルは、暗い。リアリストが集まっているだけあって常に話題は現実的。わたしはネガティブサークルの友人と連日「マカと葉酸が健康にいいのは本当だろうか」という話を真剣にしています。妊活ではありません。体力が無さ過ぎて死にそうなだけです。

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しかし、ネガティブだからと言って暗く生きてるわけじゃありません。ネガティブな話題に正面から向き合ってまじめに話しているだけです。これはむしろポジティブととらえてもいいんではないでしょうか。

人生の苦難を自虐混じりに語り合い、変な慰めやポジティブなアドバイスなしに、現実的な対応策を提案しあえる関係。

そう思うとネガティブサークルも悪くないのです。とても居心地がよろしい。彼らはこのつらい現実と戦うための力強い味方です。

 

ネガティブだっていいじゃない。人間だもの。

人間の生き方は簡単には変わりません。性格も変えられません。

変えられるとしても、時間がかかります。環境の変化も必要です。

「よっしゃ!きょうから俺は明るくなるぜ!陰キャラから脱出だぜ!」と言ってみたところで、すぐに変身することはできません。残念ながら、三つ子の魂百までです。

個人的に、ポジティブな人たちと関わりまくったところで、本人自身がポジティブになるとは限らないと思うんですよね。

むしろネイティブポジティブの人たちの「明るさ」が眩しすぎて辛くなってしまうんじゃないえしょうか。

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ムリに「明るくなろう!自分を変えよう!ポジティブになろう!」とふるまってもつらくなってしまいますよね。

ネガティブであることに対して、もっとポジティブに受け止めてみてもいいんじゃないでしょうか。

「わたしはネガティブだ!それがどうした!」くらいに開き直った人もいていいんじゃないでしょうか。芸能人で言うならマツコデラックスくらいの。

わたしは20数年の人生で何回かポジティブに生まれ変わろうと挑戦してみましたが、いまいちうまくいきませんでした。多少は性格は前向きになりましたが、やっぱりネイティブポジティブの人たちにはかないません。

ガチのポジティブとは勝負してはいけません。「生まれと育ちが違う」と痛感せざるを得ません。やっぱり幼少期からポジティブトレーニングを積んできた人間はモノが違います。後天的にネガティブを改善させようとした人とは性質が違います。

ネガティブにはネガティブの良さが間違いなくありますし(個人的に芸人はネガティブな人の方が好き)、自分の個性を無理に消そうとしなくていいでしょう。

 

ネガティブはネガティブのままで生きたっていいじゃない。それが生まれ持った性分ですもの。

何回ポジティブになろうと試みてもなれなかったわたしは、そんなことを思うのでした。

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