唯一の踏切で事故 92歳男性内回りと接触
19日午後3時15分ごろ、東京都北区のJR山手線田端−駒込間の踏切で、内回り電車と近くに住む男性(92)が接触した。男性は意識があり、命に別条はないという。現場は山手線で唯一残る第二中里踏切。山手線は内回り、外回り全線で約50分間にわたって運転を見合わせた。
警視庁滝野川署やJR東日本によると、男性が踏切内でうずくまっており、気づいた運転士が警笛を鳴らして非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。
当時、遮断機は下り、警報機は作動していたといい、滝野川署が状況を調べている。
山手線のほか、湘南新宿ラインも一時運転を見合わせ、約2万3000人に影響が出た。(共同)