沖縄「慰霊の日」を前に 平和の礎清掃
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太平洋戦争末期の沖縄戦で犠牲になった人たちを追悼する今月23日の「慰霊の日」を前に、沖縄県糸満市の平和祈念公園で遺族や地元の人たちが、戦没者の名前が刻まれた「平和の礎(いしじ)」を清掃しました。
「平和の礎」の清掃は、20万人以上が犠牲になった沖縄戦で、旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる6月23日の「慰霊の日」を前に毎年、糸満市の呼びかけで行われています。
沖縄戦で最後の激戦地となった糸満市摩文仁にある平和祈念公園には遺族や地元の子どもたちなどおよそ200人が集まり、はじめに、黙とうをささげました。
このあと、「平和の礎」の清掃が行われ、強い日ざしが照りつけるなか、参加した人たちは、水にぬらしたタオルで表面を拭いたり、周りの枯れ葉を拾い集めたりしていました。
中には、孫や地域の子どもたちに戦争当時の話をしながら一緒に清掃する遺族の姿も見られました。
沖縄戦で伯父や叔母を亡くしたという糸満市の玉城絹代(58)さんは「戦争のない世の中にしていくために子や孫たちに、戦争の記憶を伝えていく義務があると思っています」と話していました。
沖縄戦で最後の激戦地となった糸満市摩文仁にある平和祈念公園には遺族や地元の子どもたちなどおよそ200人が集まり、はじめに、黙とうをささげました。
このあと、「平和の礎」の清掃が行われ、強い日ざしが照りつけるなか、参加した人たちは、水にぬらしたタオルで表面を拭いたり、周りの枯れ葉を拾い集めたりしていました。
中には、孫や地域の子どもたちに戦争当時の話をしながら一緒に清掃する遺族の姿も見られました。
沖縄戦で伯父や叔母を亡くしたという糸満市の玉城絹代(58)さんは「戦争のない世の中にしていくために子や孫たちに、戦争の記憶を伝えていく義務があると思っています」と話していました。