NTTドコモ新社長 新たな値下げプラン検討の考え

NTTドコモ新社長 新たな値下げプラン検討の考え
NTTドコモの新社長に就任した吉澤和弘氏が16日、記者会見を開き、携帯電話の利用料金の新たな値下げプランを検討していく考えを示しました。
吉澤氏は昭和54年に旧日本電信電話公社に入り、経営企画部長や副社長などを経て、16日付けで社長に就任しました。

吉澤新社長は記者会見で携帯電話の利用料金について、「お客様からいろいろな要望を頂いており、お得だと感じてもらえる料金はしっかりと検討していきたい」と述べ、ことし導入した家族プランの割り引きと、長期割り引きの拡大に続いて、年内にも新しい値下げプランを発表する方針を示しました。

また、吉澤新社長は人工知能の研究開発を強化し、スマートフォンと連携させた利便性の高いサービスの開発を進めることで新たなビジネスの柱に育てたいという考えを示しました。

携帯電話を巡っては、大手通信会社からいわゆる格安スマホ事業者への切り替えの動きが広がっていて、NTTドコモは携帯電話の料金収入の減少を見据えた新しい収益の柱を作ることができるかが課題となっています。