2016年6月9日20時27分
長野県警上田署員が、捜査車両を運転していた県警警察官の速度超過をもみ消した疑いがあるとして、県警が犯人隠避容疑などで捜査していることが、捜査関係者への取材でわかった。同様のもみ消し行為は複数回あり、十数人の署員が関与した可能性があるという。
捜査関係者によると、複数回のもみ消し行為があったとみられるのは昨年7~8月ごろ。いずれも上田署交通課に所属する20~50代の警察官が、同署管内の一般道で取り締まり中、速度超過していた車を止めたが、違反切符を切らずに見逃した疑いがある。
見逃された車は、いずれも勤務中の警察官が運転する捜査車両だったが、道交法で最高速度の制限が緩和される緊急走行中ではなかった。県警は「現場責任者の署員がもみ消しを指示し、部下の署員らが従った」とみている。
今年3月に内部告発があり、発覚した。県警は、もみ消しに関与した疑いがある計十数人の署員から事情を聴いているという。
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朝日新聞社会部
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