森田教授、次の新元素発見に意欲 ニホニウムに続き
(2016/6/9 19:26)-
新元素ニホニウムの研究チームを率いた森田浩介・九州大教授は9日、理化学研究所(埼玉県和光市)で開かれた記者会見で、今後は未発見の原子番号119番、120番元素の合成を目指すと明らかにし、「猛烈などきどき感がある」と発見への意欲を述べた。
合成実験は、理研の加速器で加速した元素のビームを別の元素でできた標的にぶつけて融合させ、新たな元素を作る。原子番号113番のニホニウムでは、同30番の亜鉛のビームを83番のビスマスの標的にぶつけて合成した。
119番や120番の元素の合成には、ビームと標的のそれぞれに新たな元素の組み合わせが必要になる。
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