はいどーも中村です。こんにちは。
AIがリアルビジネスの現場に降りてきて、あっちゃこっちゃで「AIで何ができるか試してみよう!」な流れ加速中ですが、いよいよその流れはクリエイティブの領域にも食い込んできたみたいです。
これまで『いくらディープラーニングやらニューラルネットワークやらがすごくてもここまでは来ないでしょ…』と(一部で)言われていたWebデザインやマークアップなどの領域においても、続々とプロダクトがリリースされ始めてるんですよね。
誰でもカンタンにWebサイト構築が可能なオンラインCMSとして、世界5000万以上のアカウント数を誇る人気ツール『Wix』。ここがつい先日発表したAIによる自動構築アシスタントが「ADI(rtificial design intelligence)」です。
その名の通りある程度自律思考しながらのサイト構築アシスタンスを、デザインとマークアップの両面から「割と勝手にやってくれる」という(ちょっと気持ち悪いくらい凄い)機能追加なんですが、まぁ詳しくは以下の動画をご覧いただければ。
ユーザーは名前、サイトのコンテンツ内容となるビジネスの場所やモデル、コンセプトなどいくつかの質問に解答するだけ。
あとは入力されたデータを元にAIが自然言語解析 ⇒ 周辺データの検索と掲載、載せるデザイン毎にいい感じにまとまったデザインの提唱…までを一気に一瞬でやってしまうという。なんかもうなにこれ怖い。
もちろんAIによって自動で創られる画面を一種のプロトタイプとして、これをベースにWix自慢の「プロで無くともカンタンに全てをカスタムできる」という管理画面から自由なカスタマイズが可能。
元のリリース記事曰く…
とかなんとか。
ううーむ。ごもっともいうか何というか。
いや実際、一人のWebディレクターとして思うとこありますもん。。。うん。
つい先日も話題になっていましたが、こちらはもうちょっとクリエイティブよりなAIデザインアシスタント。
選ぶと勝手にあれこれ持ってきて作ってくれるWixとは異なり、こちらがアップした情報や画像などのコンテンツを、学習済みAIがステキにレイアウト&コーディングしてくれるという『制作会社キラー』みたいなツールです。
写真を解析 ⇒ 写真に合ったフォントの選定なんかも自動でOKだそう。てこれマジか。
もちろんコンテンツの自動作成も可能ですし、更新やグロースハックまで現在のユーザー層を自動把握して行ってくれるという凄まじさ。実用レベルでは上述のWixADIより上かもですね。
とはいえ、まだまだこちらはクローズドβな感じです。
本当にできるのか?という微妙な意見もまだまだ多いですし、実際、ガチのビジネスに活用できるか…?というと、ちょっと疑問符が出ちゃうのもしょーがない段階。とは言え、いずれにしてもこの領域でこういったチャレンジが加速していくのはすごくワクワクする話ですよね。
かつて誰も『PCを世界中の人間が持ち歩く』なんて想像しなかったように、この流れもあるいはいつの間にか当然になっていく。のかもしれません。
ある日、デジタルマーケティングという言葉にWebの(自分+AIでの)制作が含まれるようになる…なんてことも、まぁアルのかもしれませんね。
ではまたー。