人形焼きを無断で製造、熊本県が2業者を告訴
著作権法違反容疑で熊本県警に 9日、書類送検へ
熊本県は9日、県のPRキャラクター「くまモン」をかたどった人形焼きを無断で製造・販売したとして、熊本市と同県嘉島町の2業者を著作権法違反容疑で熊本県警に告訴したと発表した。県警は同日、2業者を熊本地検に書類送検する。著作権者の県は2010年12月から申請手続きをすると使用料なしで利用を許諾しており、無許諾を巡る告訴は初めて。
県くまもとブランド推進課によると、2業者は今年1、3月の計2回、熊本市のスーパー敷地内で人形焼きを無断で販売した。嘉島町の業者は11年12月に得た利用許諾が13年12月に切れ、県が許諾を得るよう指導や文書で警告したが無断販売を続けたため、今年3、6月に県警に告訴。県警の捜査で熊本市の業者も同じ人形焼きを製造・販売していたことが分かった。【柿崎誠】