どうも、Toshiroです。いつもお読みいただきありがとうございます。今回はアングルの作品を紹介します。
ドミニク・アングル
ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル(1780‐1867年)はフランス、新古典主義の画家です。19世紀フランス絵画界の権威者とも言うべき存在でした。
1780年、フランス、モントーバンに生まれます。父は絵画をはじめ、家具の彫刻や看板などを手掛ける装飾画家でした。そのためアングルは幼い頃から芸術の基礎を父に教わっていました。
1797年、パリへ出てジャック=ルイ・ダヴィッドのアトリエに入門、ダヴィッドの下で新古典主義を学び1801年には若手芸術家の登竜門、ローマ賞を受賞します。その後イタリアを滞在、その間ラファエロやミケランジェロなどの古典的作品に触れ技術を高めました。
1824年パリに戻りアカデミー会員となります。その約10年後再びローマへと戻り、同地のフランス・アカデミー院長に就任します。5年ほどの滞在後再びパリに戻ります。その頃のアングルの評判は高く、祖国フランスで最も有名な画家となりました。1855年のパリ万博でもアングルの作品は高く評価されています。
作品紹介
皇帝の座につくナポレオン1世
アングル初期の作品。皆さんご存知のナポレオンを描いたものです。ナポレオンの視線はまっすぐに見る者へ向けられています。ナポレオンが身に付けている王冠や衣服、杖といったものは勝利への栄光を表し、絶対的な権力を示しています。そんな素晴らしい作品なのですが、サロン出品当時は「時代に合っていない」と酷評を受け、ショックを受けたアングルはイタリアへと旅だったのでした。
ヴァルパンソンの浴女
アングルの代表的作品。1855年のパリ万博にも出品されました。女性らしい丸みを帯びた曲線は非常に美しいです。まるで彫刻のよう。
グランド・オダリスク
アングルと言えば多くの人が本作『グランド・オダリスク』を思い浮かべるのではないでしょうか。たぶんアングルの作品の中では最も有名な作品だと思います。非常に美しい作品なのですが、よく見ると人体的にあり得ない構造になっています。長すぎる腕、いびつな背中などデフォルメされているのがわかります。当時もこの点を批判する声は多かったようです。しかしデフォルメされているからこその美しさであり、写実性よりも美を追求するアングルの信念が感じられます。
アンジェリカを救うルッジェーロ
ルドヴィーコ・アリオスト『狂えるオルランド』に基づく作品です。姫アンジェリカがさらわれ海の怪物の生贄として鎖に繋がれたところを、恋をしていたルッジェーロが助けるという場面を描いています。
ドーソンヴィル伯爵夫人の肖像
名門貴族ドーソンヴィル伯爵の夫人、ルイーズ・ド・ブロリの肖像画です。夫人の美しい表情や、衣服の艶といったものに目を奪われる作品ですが、本作でもデフォルメが行われています。
スライドショーも作ったので良かったら見てみてください。
今回もお読みいただきありがとうございました。
Toshiroでした。それではまた。
10,000点以上もの世界の名画を公開しています。