藤井匠
2016年6月7日07時10分
バスツアーや観光バスの高級化が各地で進んでいる。神姫バス(本社・兵庫県姫路市)グループの神姫バスツアーズは10月から、新型観光バス「YUI PRIMA(ユイ・プリマ)」を導入し、新ツアーブランド「真結(ゆい)」を売り出す。お金と時間に比較的余裕があり、旅に関心が高いシニア層などがターゲットだ。
「日本のバス旅行を豊かなものに変える意気込みで取りかかっている」。神戸、姫路で5月にあった発表会で神姫バスの長尾真社長はこう強調した。
新型観光バスは豪華寝台列車「ななつ星」を手掛けたデザイナー水戸岡鋭治さんがデザインを担う。コンセプトは「心と身体で本当にここちよい時間と空間を演出するバス旅」。安全装備を駆使する一方、乗車自体を楽しんでもらえるよう座席は18席に絞って後ろにアテンダントが飲食物を用意するカウンターや温水洗浄便座付きトイレがある。検討中のツアー価格は日帰り2万円程度から、1泊2日は5万円程度から。神戸、姫路両エリア発着で計2台を用意し、日本三名園などを巡る1週間ツアー(30万円が目安)も準備中だ。
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