英国民投票 世論調査 「EU離脱」が僅かに上回る
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イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票まで3週間を切り、最新の世論調査では、EU離脱を支持する人が残留を支持する人を僅かに上回り、「残留」派と「離脱」派の双方の運動が激しさを増しています。
今月23日にイギリスで行われるEUからの離脱の賛否を問う国民投票について、先週行われたインターネットによる2つの世論調査の結果が6日公表され、いずれも「離脱」が「残留」を僅かに上回りました。
このうち、今月1日から2日間にわたって行われた世論調査では「離脱」が45%、「残留」が41%となっています。
この調査会社では、「離脱」が「残留」を上回ったのはことし4月以来で、EU加盟国から流入している移民への対応などに不満を感じる「離脱」派が盛り返しているとみられます。
ただ、「決めていない」という人の割合も10%余りに上っていて、投票まで3週間を切り、「残留」派と「離脱」派の双方の運動が激しさを増しています。
EU離脱を訴える保守党の有力者のジョンソン下院議員は6日、「EUに権限が集中し、規制が過度になって雇用を破壊することはより明白になっている。だからこそわれわれが勝っているのだ」と述べ、離脱への支持を訴えました。一方、EU残留を訴えるキャメロン首相は、「離脱派が幻想の政治を宣伝する間にわれわれの経済は減速している。巨大な不確実性がイギリス経済の将来を脅かしているからだ。離脱派は経済がよくなると言ってイギリスの人々をだましている」と批判しました。
このうち、今月1日から2日間にわたって行われた世論調査では「離脱」が45%、「残留」が41%となっています。
この調査会社では、「離脱」が「残留」を上回ったのはことし4月以来で、EU加盟国から流入している移民への対応などに不満を感じる「離脱」派が盛り返しているとみられます。
ただ、「決めていない」という人の割合も10%余りに上っていて、投票まで3週間を切り、「残留」派と「離脱」派の双方の運動が激しさを増しています。
EU離脱を訴える保守党の有力者のジョンソン下院議員は6日、「EUに権限が集中し、規制が過度になって雇用を破壊することはより明白になっている。だからこそわれわれが勝っているのだ」と述べ、離脱への支持を訴えました。一方、EU残留を訴えるキャメロン首相は、「離脱派が幻想の政治を宣伝する間にわれわれの経済は減速している。巨大な不確実性がイギリス経済の将来を脅かしているからだ。離脱派は経済がよくなると言ってイギリスの人々をだましている」と批判しました。