こんにちは、きよ(https://twitter.com/cat_kiyo)です。
初めて書きますが、私はシェアハウス運営しています。
5年くらいになります。
今日はシェアハウスのオーナー同士がつながっていて入居希望者の悪いことがバレてしまった、というお話をします。 他のシェアハウスに移動しようとする人は気をつけた方がいいという内容です。
人物紹介
Tさん。30代。
ゲストハウス/シェアハウスを複数展開しているオーナー。
短期間でレバレッジを最大にして新しいゲストハウスをどんどんつくっています。
嘘がバレるケース
先ほどTさんから電話がありました。
Tさん 「Eってきよ君のところの住人じゃない?うちのシェアハウスの見学に来たよ」
きよ 「はい、そうですよ。うちの人間です。」
Tさん 「どんな感じ?」
きよ 「ああ、○○の物件に長く住んでいる人で、出来た当初くらいからなので3,4年はいます。
ただ、毎回、一か月遅れて家賃滞納するんです。滞納はいいのですが、滞納するときは事前に言ってくれ、と頼んでもいつも何も言わずに滞納するんです。
いつに振り込むというのも言わないし、言っても守ったり守らなかったり、こちらが何も言わないと滞納したままです。 」
きよ 「それでイライラして出ていけ!って言ったんですけど、今はちょっと落ち着いて、滞納するときは連絡するという条件を守ってくれたらいてもいいよって言ってます。
約束したところだけ内覧して、どうするか決めたいそうです」
Tさん 「あ、ほんとー、うちに来たときは泥棒がいるからって言っていたよ。」
きよ「いや、いないです。いや、、いたか。でもそれは一年前の話です。犯人は退去してもらったし、それに彼は被害にあってないです。。」
Tさん「わかった。もし入居したいって言ってきたら、もう一度、きよくんに連絡するね。」
きよ「わかりました。ありがとうございます」
家賃滞納、滞納することを連絡しないことが原因で出てもらうことになったのに、適当な嘘をついてしまったのがバレてしまった例です。
本日の話なので彼がこれからどうするのかはわかりません。
滞納した家賃を踏み倒し、お金まで借りて消えた男が翌日に見つかった
30歳後半 K。3、4年住んでいる男性。
Kは家賃を滞納していました。
それ自体は何度もあるので、どうでもいいです。
ある日、お金を借りたいという申し出がありました。
K「きよさん、お金ないんですよ。飯代も交通費もないっす。お金貸してくれませんか?」
きよ「わかったー、いいよ。」
Kは現場作業員、土工作業員をしています。
日払いでもらったお金は翌日の交通費だけ残して、あとは飲み代に使う男でした。
わたしはわりと彼のことを気に入っていました。
お金を貸したのは何度もあります。
ここまでを整理すると、家賃の滞納+お金を貸す。
正直、他のゲストハウスの経営者はここまでしないです。
しばらくしてKは連絡が取れなくなりました。
私物だけは置いたまま、いなくなったのです。
そしてKは他の入居者からもお金を借りていたことがわかりました。
翌日 Kが見つかる
Tさん 「Kってきよ君のところの人だよね?」
きよ 「はい、そうです。つい昨日、家賃滞納した挙句、お金まで貸したのに消えてしまったんです。」
Tさん 「なにそれ、最低だね。こいつ。うちのシェアハウスに内覧にきてるよ。」
きよ 「wwwそうですかww」
Tさん 「今度、自然なふりで一緒に行こうよ。そのときに話そう。」
後日、私とTさんは自然を装って物件にいって、Kと鉢合わせした演技をすることになりました。
KとTさんと話し合った挙句、数か月はTさんのところにいてもらって、少しずつお金を返却してもらい、そして私の物件に戻ることになりました。
TさんはKを嫌っているようでした。
確かにエピソードだけ聞いたらKはクズだと思いますが、僕にとっては面白い男です。
だから、そんな彼を私のシェアハウスに戻したのです。
数か月、Tさんのところにいてもらったのは、今回のお礼としてTさんのところで家賃払ってもらって、利益渡すのが筋かなと思ったからです。
彼は、ここまでやらかしたなら同じ首都圏内でゲストハウスに入居するのはやめるべきでした。
かなづち使いの風俗嬢 N
続いては、悪事がバレてしまったというというほどのエピソードではありませんが、一例として出します。
風俗嬢Nがいました。
彼女は4~6か月 家賃滞納していました。
家賃支払いが近くなるにつれて、「体調が悪くて働けなかった」「苦しい」「他に行き場がないです」と言ってきて、ついつい許してしまっていました。でも実際は他の入居者から聞いた話ではホストクラブに通い詰めているのが家賃を払えない理由のようです。
ある日、我慢が出来なくなったので言いました。
「滞納した家賃を少しずつでいいから払っていくのか、それか滞納した家賃については水に流すから出ていってもらえないか」
そしたら金づちで殴られました。
口から血が出ました。
その話はまたいつかしますが、それからいろいろあって、退去してもらうことになりました。
Tさん「Nって女の子、きよ君のところにいた?」
きよ 「はい、いました。」
おおまかに事の顛末を話しました。
NはすでにTさんのところで暮らしていたか、内覧に来たか、どちらかの連絡内容でした。
そこらへんは記憶があいまいです。
NはTさんのところでは問題なく過ごしておりました。
ある日、同じシェアハウスに住んでいる男性と二人で暮らすことになり、ゲストハウスを出たそうです。
ちなみに別にその二人は付き合ってはいません。
おそらくNは自分に好意ある男だから一緒に住めば家賃無料な上に食事代もかからないから便利、という程度の認識だったのではないでしょうか。
その男性入居者は女の子とふたりで生活、しかも風俗嬢と暮らすことに期待していたようでしたが、理想(夢)と現実は違って、ズタボロの状態で終わりました。
その後のNの姿はわかりませんし、知りたくもありません。
NはTさんのゲストハウスの内覧に来た理由はきっと適当なことを話しているでしょうが、実はどうしてこうなったのかはバレてしまっているというケースです。
まさか前のオーナーさんとつながっているとは思っていないはずです。
まとめ
今回の話は一部です。
こういうことはよくあります。
逆にTのところに内覧に来ていた人が私のところで住むことになったケースもあります。
滞納、他の住人とトラブルがあれば情報が伝わっていることがあります。
退去するから別に何をしてもいいだろうという考えは危険です。
そうなると次のところへ入居できないかもしれません。
または入居できても預り金の額が保障として他の入居者より多いことはありえるでしょう。
もしあなたがこれからゲストハウスに住む、またはすでに暮らしていて他のシェアハウスに引っ越しを考えているなら、参考になさってください。
それでは最後までありがとうございました。