地震対応の50代の阿蘇市職員が自殺
熊本地震の対応に当たっていた熊本県阿蘇市の50代の男性職員が5月下旬に自宅の敷地で自殺していたことが4日、関係者への取材で分かった。熊本地震の対応をしていた自治体職員の自殺が明らかになったのは初めて。
関係者によると、職員は4月16日の本震後から地震の対応に当たり、5月下旬に亡くなっているのを家族が見つけた。状況から自殺と判断された。遺書は見つかっていない。
市は「職員が死亡した事実はあるが、遺族の意向もあって勤務状況などは明らかにできない」と話した。
市は今回の事態を受け、全職員の地震後の勤務状況の把握など労務管理を徹底するよう管理職に呼びかけた。さらに死亡した職員の地震後の勤務状況に問題がなかったかを検証する。【野呂賢治】
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