愛知の54歳男を送検 福岡県警
列車のヘッドマークや行き先表示板などの鉄道部品を盗んだとして福岡県警門司署は3日、愛知県小牧市北外山の会社員、森嘉彦容疑者(54)を3件の窃盗容疑で小倉区検に送検し、捜査を終結したと発表した。
森容疑者は3月28日午前9時20分ごろ、北九州市門司区の和菓子店で、店頭に展示されていた寝台特急「あかつき」のヘッドマーク(時価10万円相当)を盗み、現行犯逮捕された。送検容疑は他に、昨年11月22日に浜松市北区の鉄道観光施設から行き先表示板3枚(時価計1万5000円相当)を盗んだなどとしている。
同署によると、森容疑者は鉄道マニアで、自宅からヘッドマーク3枚、SLナンバープレート2枚、行き先表示板68枚など計134点(時価560万円相当)を押収した。この中には、マニアに人気の寝台特急「出雲」のヘッドマーク(時価130万円相当)もあった。森容疑者は「観光に行った先で欲しくなって盗んでしまった」と供述し、2010年から今年3月にかけ16道府県での窃盗61件を認めているという。【木村敦彦】