燃えやすい記事テーマというのは確実に存在する。
炎上
ネガティブなコメントが殺到し、SNSで拡散されるのがサイト炎上だと捉えている。その規模は小火から全焼まで拡散され具合に応じて違うのであるが、燃えたサイト運営者は少なからず疲弊し、極度に追い詰められるとサイトを閉鎖することもある。
あまり穏やかな話ではなく、できるかぎり炎上を避けたいと考えているユーザーが大半を占めるのではないだろうか。そんな方々のために、どのような記事が炎上しやすい傾向にあるか私見を述べ、参考にしていただこうと思う。
燃えやすい記事テーマ
法律
官報にきっちり載っている、齟齬発信の許されないコンテンツが法律である。特に原文を書く際は1文字でも間違えば意味が大きく変わってくる場合もあり、ここでへたなことを書くと「嘘書くんじゃねえよダボが」などというコメントを多数頂く。これに関しては反論の余地はなく、「申し訳ありませんでした」と記事内容を訂正せざるを得ない。
また、人命や完全管理、道徳観などに関わってくるものについては特にセンシティブとなり、これまた良く燃える。自転車や自動車など、公共の場で扱いを間違うと大事故に発展しかねないようなテーマを意識の低い考え方で綴ると、たちどころに武装集団に囲まれることとなる。
科学
ここ最近では水素水などが騒がしい。科学的根拠のないものについて「これは、いいものだ!」などと書くとマ・クベのように中空で派手に爆発しかねない。ここにも然るべき場所で信頼性のある根拠を示すものがあり、それに基づいて記事を書かないと水素爆発を起こす可能性が高いのである。要注意。
どうも理系が燃えやすい気がしてならないのは、文系の僕のコンプレックスによるものなのだろうか。これは蛇足であるが。
ジェンダー
太古の昔から男と女の話題は尽きず、最近ではセンテンススプリングなどの造語も飛び出すぐらいに不倫がセンセーショナルな話題である。ここらへんは油を良く吸った布の如く燃え上がりやすい。
また、男女雇用機会についてであるとか、家庭内における男女の地位的な話題について扱った際にもジェンダーカーニバルが発生する可能性が上昇するほか、男女それぞれの肉体的差異について述べた場合もこれまたファイヤー傾向が強まるのである。
歴史
例えばであるが、極東の方々との戦争を経た歴史についての認識などはまぁ燃える。燃えるを通り越して爆発する。
僕はかつて2chまとめサイトを日常的に集約してサイト運営をしていたが、その時は右に傾いた思想を何の論拠もなくふわりと持っていた。それではてなブログ開始初期に軽はずみな内容を書いて爆発炎上する手前までいったことがある。その時は初期消火に何とか成功して事なき(?)を経たのであるが、色々な角度から歴史に関する情報を紐解き、それなりの造詣と矜持を持った状態でなければ歴史問題について気軽に触れてはいけないのであるなと、これを良き機会として自覚した。つまり書かない。
犯罪
犯罪自慢→炎上などはリテラシーの最下層に位置する愚行なわけであるが、それを犯罪だと理解せずに何気なく投稿した内容が実は目も当てられないような痛々しい反社会的行為であった、などということもしばしば見受けられる。これについては個々でリテラシー及び遵法意識を高めて頂き、かつ情報発信のセンシティブな面をしっかりと理解してWEBコンテンツ制作に臨んでもらうほかはないのである。
が、まぁともかく犯罪自慢やカミングアウトは燃えやすい。少しでもアウトローな内容である自覚があるのなら、せめて匿名発信できる媒体(はてなアノニマスダイアリーだとか)でやれば良いと思う。だって確実に炎上するんだもの。
はてな民の話題
(※筆耕断念)
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以上、炎上しやすいコンテンツについての所感を述べた。
不燃性の記事もある
これら以外にも恐らく焚き付けとなるようなカテゴリは無数に存在するのであろうが、兎にも角にも不確かであり、反社会的なものは大変よく燃えるのは間違いない。
空中戦を繰り広げるかのようなオピニオン記事であるとかオリジナリティあふれる日記調の詩でも書いていれば、それはすなわち不燃性の記事であり燃えないんじゃない、と考える今日この頃。まぁこんな記事でも燃やしちゃうような世紀の魔術師もいるのだけれども、それはスペシャルなことであって、炎上を避けたいのであればセンシティブな話題を避けるというのが最上の策であると僕は思う。
ブックマークコメントを無視してれば良いじゃん、とかそんな騒ぎじゃないんだよね、マジモノの炎上は。自分のアカウント名でググってみたら、悪評がまず第一にきたり印象がどんどん悪くなっていくほか、1日にネガリプが50やら100やら飛んでくるんだよ。中規模の炎上でもそれだから、大規模なものは・・・そりゃサイト閉鎖もしたくなるよね。こんな思いは誰にもしてもらいたくないよ。
炎上怖いぞ!