2016-06-02

留置場入った日本死ね!!!

今年流行りのタイトルを使ったけど、一番悪いのは自分だとは自覚している。

はいえそれでも、言わせて欲しいことがある。

※これから書くことの幾つかの点は身バレを防ぐために、いくつかフェイクを入れてます

事件概要

俺が酒を飲み過ぎた。

店員口論になり、もみ合いになり怪我をさせてしまった。

相手病院に行き、俺はそのまま逮捕された。

11日間留置場で過ごし、略式裁判により10万円の罰金を命じられ即日納付。釈放された。

ちなみに事件についての記憶はまったく覚えていないのだが、容疑については認めている。

相手の怪我は全治3日。

弁護士を通じて、謝罪示談の交渉をおこなったが、成立しなかった。

刑事手続の流れや留置所での生活についての説明がない

捕まって留置場に入れられるが、説明が一切ない。

  • 地検に行ってなにするの?
  • 勾留請求ってなに?
  • 家族には何か連絡いっているの?
  • 弁護士はいつ呼べるの?
  • 外部に連絡するにはどうしたらいいの?

留置場にいる警察も、検事もそんな質問はいちいち答えてくれない。

場合によってはうるさいと一喝されるだけ。

同室の人に聞くしかない。

こうしてくれ!

勾留期間が長すぎる

俺が勾留されたのは11日間だが、通常は22日勾留されるらしい。

捜査や取り調べをするのに、どうしてもそんだけの期間勾留していなければいかないのであれば、まあ理解できる。

が実際はそうではない。

俺の場合、その間に行われた刑事からの取り調べは1回で、1.5時間くらい。

検事からの取り調べ1時間ほど(勾留質問含む)

裁判官から質問10分程度。

もちろんそれ以外にも被害者に話を聞いたり、防犯カメラ画像確認したりあったんだろうけど、そんなに日数いらないでしょ。

いろいろ手続きがあったり、忙しいのは分かるけどもっと迅速にやれないものか。

とりあえず法律が許す範囲勾留しておこうぜ的なノリな気がする。

その結果被疑者仕事や、交友関係を失ったりするリスクに対してはまったく考慮されていない。

この段階ではまだ被疑者であって、犯罪者ではない。裁判所からくだされる刑以外の罰(仕事や友人を失う経済的社会的な罰、11間人権を制限される罰)は最小になるような仕組みにならないだろうか。

必要以上に追い込むのは再犯防止観点から必要だと思うんだよね。

ちなみに他の先進国場合、2,3日くらいらしいですね。

http://blogs.yahoo.co.jp/konan119269/30893012.html

ちなみに俺のスケジュール

  • 初日 何もなし
  • 2日目 地検(20分)
  • 3日目 地裁(5分)
  • 4日目 何もなし
  • 5日目 何もなし
  • 6日目 何もなし
  • 7日目 刑事取り調べ(90分)
  • 8日目 地検(30分)
  • 9日目 何もなし
  • 10日目 何もなし
  • 11日目 釈放
こうしてくれ!

地検地裁拘束時間が長すぎる

留置所から地検地裁に呼び出されることがある。

その場合護送車で地検に向かうことになるのだが、実際に検事裁判官と話すのはたった30分程度。

そのために朝の8時から18時ごろまで手錠をかけられ拘束される。(食事時間トイレ大をする時だけ片手錠)

座らされるのは木製直角の長椅子。不必要に立ったりすることはもちろん、他の人と話すことは固く禁じられている。

まさに拷問

それに比べると刑事の取り調べは拘束時間も短いし、お茶くれたりするので楽。

こうしてくれ!

外部との連絡

手紙の他に外部に連絡する手段がない。手紙相手の住所を覚えていないとだめ。

それと、3日目に地裁に行ったタイミングで、「xxxさんは勾留されています」という電話を一箇所にだけしてくれるんだが、この時も相手電話番号記憶していないとダメ

携帯電話に記録してるだけではダメ。(携帯電話は取り上げられるので参照できない)

今の時代、いちいち電話番号とか覚えてないよね。

俺も覚えていなかったので、誰にも連絡できなかった。。

例外として、逮捕された直後から弁護士を呼ぶことができるので、弁護士経由で連絡してもらうことは可能。(弁護士携帯電話を宅下げし、電話してもらう)

もちろんそんな方法は誰も教えてくれないので、後から知った。

俺の親と友人は、急に連絡ができなくなった俺のことをものすごく心配してくれたらしい。

連絡がとれなくなって3日目になり、失踪届を警察に出しに行った所、別の署に捕まっているということが判明したのこと。

その時の心情は複雑だったろうけど、正直生きていることがわかってほっとしたと言っていた。

こうしてくれ!

トイレ(大)

俺は下痢気味である

普段は1日3回くらいトイレに行く。

しか留置場にいる間は1日一回に抑えるようにしていた。

なぜなら留置場トイレには紙がない。

大をしたい場合は、その都度鉄格子の向こうに向かって大声で「すいませーん、5室、カンチリくださーい」と叫ばないといけない。

さらトイレは完全な個室ではない。

西部劇のバーの扉よりちょっとばかり隙間のない扉があるだけである

当然、防音性、防臭性は低い。

音と匂いが部屋に広がらないように、水を流しながらクソをする必要がある。

部屋にいる他の人に気を使いながらクソをするのは、下痢気味であると同時に、恥ずかしがり屋の俺にはかなりつらい体験だった。

ちなみに地検は完全に西部劇の扉なので、留置場よりもさらに劣悪。

地裁は完全な個室なのでおすすめ

そんなわけで、留置場にいる間は常にクソを我慢しているような状態だった

こうしてくれ!

外国人に対する配慮がない

確かに刑事検察の取り調べなんかには通訳がついたりするようなんだけど、逆に言うとそれ以外の点では一切考慮されていない

今までも書いたとおり、警察検察から行われる説明日本語でも最小限だ。(最小限以下ともいえる)

まして、英語での説明なんて皆無。

留置場での生活に関してもそうだし。検察に送られる時なんかもなんの説明もない。

いきなり呼ばれて、手錠をかけられて、縄で繋がれて、バスに詰め込まれる彼らの不安ってどのくらいだろう。

地検にいる時、外国人警察英語質問している場面に遭遇したことがある。

それに対して警察は「ここは日本なんだから日本語をしゃべれと」どなっているだけだった。

俺はある程度彼が言っていることがわかったので、通訳をしてあげようと声をかけたところ、「うるさい、黙ってろ!」と一喝された。(地検の中ではしゃべることが許されていない)

観光客2000万を目指す国がこんな有様でいいのか。

あと留置場から手紙を書くことができるんだけど、外国語でのやりとり一切ダメ

面会の時も外国語で会話するのはダメ

警察理解できないからwww

こうしてくれ!

その他

他にも

などなどいろいろあるけど、キリがない。

そしてそれは望み過ぎな気もするのでこの辺にしておきます

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