情報商材のKDP出版進出
KDP出版が増えるのにつれて、いわゆる情報商材も同じ枠組みで流通するようになった。情報商材とはその名の通り、情報そのものを商材にしたものであり、不労所得やモテる方法等の「裏ワザ」が記された比較的短い資料が高価にやりとりされている。一般的な書籍であれば200ページを1000円で売るところを、情報商材であれば30ページを10,000円で売るというイメージだ。それだけ希少性が高くて有用な情報が含まれている……と少なくとも出す側は主張しているわけだ。
ブログで月500万円稼げるようになるまでの全記録。 (イケハヤ書房)
- 作者: イケダハヤト
- 発売日: 2016/04/05
- メディア: Kindle版
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これはイケダハヤト氏の電子書籍であるが、多分に情報商材的な側面を含む。儲けたいという気持ちを刺激すれば、それに釣られる人間は数%はいるということだ。その情報が有用であるかは買って読んでみないと分からない。週刊誌の袋とじページそのものが商品になっているようなものだ。個人出版で効率よく儲けようとするとこのような方向で進んでいかざるをえないのだろう。
Kindleオーナーライブラリで高価な情報商材を無料でネタバレ
これらの情報商材に金を出しても、本当に得をしたり、満足できる未来はあまりないため、一見さんを焼畑農法で狩り尽くしていくことになるのだけど、極々稀にまだ出回っていない有用な情報が書かれていたり、諦めきれずにこの手の商品を買い続ける人もいる。
この手の商品を無料で見る方法のひとつに、Kindleオーナーライブラリーの利用が考えられる。
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KindleオーナーライブラリーはAmazonプライムに入会していてKindle端末を持っていると月に1冊無料で電子書籍が読めるサービス。対象の本を検索しようとするとなかなか見つからないのだけど、『Amazon.co.jp: Amazonプライム対象商品 - Kindle本: Kindleストア』から一覧を取得できる。いまのところ5万冊ちかくある。
高価な金額を情報商材に金を払う前に痛い目をみる
価格順でソートするとでるわでるわの2万円。これらが全部無料。とはいえ、2万円が付いている本はソートされた時にひっかかればよいというだけなのか、かなり雑。比較的まともそうな情報商材は1250円に集中しているようだ。普通の本を買った方がよいと思うのだけど、袋とじページを開くような快感はちょっとした癖になるし、安全に痛い目を見ておく意味もある。
儲けたい、モテたい、コンプレックスを克服したい。その悩みを食い物にしようとしている人は沢山いる。騙された!と悔しがる前に無料でネタバレさせて幻想を壊すこと自体が一番価値のある情報商材になるのかもしれない。
朝起きるたびに、どんどんお金持ちになっている 情報商人のすゝめ~1日2時間の労働で、毎月新車が買えるくらい稼ぐ方法~
- 作者: 岩元貴久
- 出版社/メーカー: 総合法令出版
- 発売日: 2004/04/02
- メディア: 単行本
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