[PR]

 在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」は5月31日、シリア北西部イドリブで30日夜、10回の激しい空爆があり、子ども7人を含む少なくとも市民23人が死亡したと発表した。監視団は、空爆はロシア軍によるものとしている。

 一方、ロシア軍は31日「イドリブではいかなる軍事作戦も行っていない」と発表し、関与を否定した。

 監視団によると、爆撃を受けた地区には病院があるという。監視団は爆撃で被害を受けた建物から重機でがれきを取り除き、住民を救出する様子とされる映像をネット上で公開した。

 イドリブを県庁所在地とするイドリブ県には、国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「ヌスラ戦線」の支配地域が多い。ヌスラ戦線は米ロ主導で2月末に始まった「停戦」の対象外で、アサド政権軍や、同政権を支援するロシア軍は同県でヌスラ戦線を狙った空爆を続けている。

 ヌスラ戦線は、昨年6月にシリアで行方不明となったフリージャーナリストの安田純平さん(42)を拘束しているとの情報がある。日本時間の30日には、拘束中の安田さんと見られる男性の写真がネット上に投稿された。(イスタンブール=春日芳晃

こんなニュースも