我が家の「男の子」と「女の子」を比べてみたら、こんなことが分かりました。
マタニティーマークを「使わない派・否定派」の意見から考えてみた
妊娠中であることを示す「マタニティーマーク」を厚生労働省が定めて今年で11年目。「反感を持たれそう」などと使用を控える妊婦さんが増えているのをご存知でしたか?調べてみると、マタニティーマークをよく思っていない人も多くいることが分かりました。あなたはマタニティーマーク賛成派?それとも反対派?どのようなスタンスを持つべきか、考えて見ました。
・ あえて、マタニティーマークを嫌う人の理由を調べてみた
・ 知っておきたい!マークの本来の目的
・ マタニティマークを、勇気を出す「きっかけ」にしよう
マタニティーマーク10年目に起きている問題とは?
「マタニティーマーク」は2006年に厚生労働省が定めてから、今年で10年目を迎えています。
あなたは、妊娠していた時につけていましたか?これから妊娠するかもしれない方は、妊娠したらつけるつもりですか?
私は妊娠していた時期には必ず身につけていました。不測の事態に備えてつけていましたが、つけているおかげで電車などで席を譲ってもらったり、助けてもらうことがたくさんあり、人の温かみを感じました。
特に、妊娠初期は見た目には分からないものの、身体が辛い事が多かったので、とっても助かったのを覚えています。
そんな10年目を迎えたマタニティーマークのニュースとともに問題とされているのが、マタニティーマークをつけることによってトラブルに巻き込まれるケースがあることから、マタニティーマークの使用を控える妊婦さんもいるということです。
妊婦さんを守るはずのマタニティーマークが、逆に妊婦さんを危険な目にさらしてしまうこともあるそうなのです。
マタニティマークが付けられない…なぜ妊婦が萎縮する社会になったのか
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fujimuramisato/20160530-00058227/
マタニティーマーク10年、世間の反感に自粛する妊婦も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151017-00000030-asahi-soci
あえて、マタニティーマークを嫌う人の理由を調べてみた
事実、マタニティーマークをよく思わない人はある程度いるようです。
元妊婦として、妊娠期がいかに不安定でかつ大切な時期であり、周りの人の助けが必要か分かるからこそ、なぜそのような人がいるのか正直理解ができず、本当に悲しい気持ちになりました。
しかし、そういった人たちを非難したところで、あまり意味があるとは思えません。
ここではあえて、マタニティーマークを嫌う方々の理由に目を向け、その傾向を探ってみました。
1)何を主張しているのか分からない。
言葉で主張するのではなく、無言で「席を譲ってよ」「私は妊婦なので配慮してください」というメッセージを”察して”もらうことが前提になってしまっている。
それを、高圧的に感じる人がいるようなのです。
2)不妊治療をしている方の中によく思わない方もいる。
子どもが欲しくても出来ない人の中には、ご自身の現状を思いつめてしまい、他の妊婦さんのことを羨ましく思う方もいらっしゃるようです。マタニティーマークを目にすることによって、その気持が再燃してしまうのでしょう。
@mayu_corocoro
— toboe (@toob713) March 8, 2014
私、マタニティマークを
つけないようにしてます(>_<)
不妊治療してる人にとってあのマークって
重圧だったり不愉快なんだろうな、
って思うとつけられないなーと思ったり。
単純に嫌がらせされたりするのも嫌だしな
ってのもありますが…!
今日は母子手帳もらってきました。マタニティマーク入ってたけど…コレを見つけては自分を責めてきた3年間。私がつけて、それを見た不妊治療頑張ってる方が自分を責めてしまうと思うと、つけ辛い。あんな気持ち誰にもして欲しくない。でも、つわりって本当に辛いし…。でもでも…って葛藤中。。
— めろ@30w♂ (@mero_ppy) December 28, 2015
知っておきたい!マークの本来の目的
マタニティーマークはそもそもなぜ作られたのかを理解してもらえると、マタニティーマークを良く思わない人が減るのではないかと思い、調べてみました。
マタニティーマークはもともと、
1. 妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくする
2.交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進する
というの2つの目的があるそうです。
妊娠期全般を通じて使用できるものですが、特におなかの目立たない妊娠初期にこそ効果を発揮するとのこと。
確かに、妊娠初期ほど重いつわりに悩まされる妊婦さんも多く、妊娠が安定しない時期だからこそ周囲の配慮が必要になるにも関わらず、周囲から見て妊婦かどうか分かりにくい時期でもあります。
こうしてみると、マタニティマークの必要性は、多くの方が十分に理解できるはずです。
マタニティマークを、勇気を出す「きっかけ」にしよう
これまでの社会では「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という感じで、妊婦や産後の辛さはあまり多く語られて来ませんでしたが、今は徐々に当事者である母親が声を上げ始め、その実態が社会に少しずつ伝わって来ている時期です。
周囲の私たちにできることを考え、「思いやり」と「配慮」を持つ事の重要性は、今後も社会の常識として広まっていくと良いなと思います。
最後に、私たちにできることと、妊婦さんにできることをそれぞれまとめてみました。
【私たちに出来ること】
・マタニティーマークをつけている人がいたら、積極的に声をかける。
・マタニティーマークをつけていない人でも、妊婦さんかもしれないと思ったら恥ずかしがらずに声をかける。
・マタニティーマークをつけている人を見て辛くなってしまう人は、その場からすぐに離れる。
困っていても、そうでなくてもコミュニケーションを取らないことには、妊婦さんのその時の状態は分かりません。
「妊娠している時の外出は大変なことも多いですよね。」と一言かけるだけでも、救われる人がいるかもしれないですよね。
また、自分が不妊治療をしている等の理由で、マタニティマークを見ると辛くなってしまうという場合は、その場にいる時間が長くなればなるほど気になってしまいますから、さっとその場を立ち去るか、身体の向きを変えて見えない様にするなど、関心持たずに済む工夫をしてみましょう。
【妊婦さんに出来ること】
・ちょっと勇気がいりますが、言葉でも要望を伝えてみてください。
もし困っている時や助けが必要な時、マタニティーマークに頼るだけでなく、勇気を出してぜひ声に出して言ってみてください。家族でさえ、ヘルプを出すことは難しいものです。でも、伝えてみないと、相手も分からないままなのです。
今回この問題のことを調べる中で、マタニティマークに対する否定的な意見はほんの一部であって、もっともっと多くの人が妊婦さんを助けたいと思っているということも、よく分かりました。
この10年という節目で見えた問題。マタニティマークそれ自体は、何も解決してはくれません。
マークをきっかけに、ちょっと勇気を出して、妊婦さんへの思いやりある声をかけられる世の中になること。
そして、妊婦さんも、マークをお守りにして、勇気を出して「お願い」ができるようになること。
そうして少しでも子育てしやすい社会へと、みんなで変えていければと思いました。
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[Conobie編集部]
Conobie編集部連載では、「個性がのびる、子どもがのびる」をテーマに、スタッフが厳選したコラム・まとめ情報などをお伝えいたします。それぞれの家族が、「我が家...