バーチャトレーダー

新興市場銘柄の半年~数年投資が得意です。

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私はアキュセラ株の売り買いをしたことは一度もありませんし。

今後も売り買いすることは絶対にありません。


最初にアキュセラの名前を知ったのは今年1月か2月くらいの株価1500円前後のときでした。

普段の株情報の大半をtwitterで仕入れている自分は、twitterの話題にならない会社は視界にほとんど入らず、あるときアキュセラの名前を偶然にタイムラインで見かけて、眼科領域に特化したバイオベンチャーなんだ、面白いなというのが第一印象でした。


加齢黄斑変性症の治療薬で第3相試験を行っており、その結果が6月に出るということでこれが当たればデカいと思いました。しかもバックに大塚製薬がついているのも安心。なので覚えている方もいるかもしれませんが、アキュセラについて私が最初につぶやいたのは、投資資金の1割以下なら失敗してもリスクは限定されるので分散投資先なら面白いかもね、でした。


私は人の意見に頼らず、自分で調べて投資する、調べてもよくわからない会社には本気では投資しない、以上がモットーなので、会社ホームページの成長可能性に関する説明資料や会社説明会資料、有価証券報告書( http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80242/8597ed68/9af1/4746/8ea9/3835758fc363/S1004LVU.pdf )を読みました。


最初に違和感を感じたのは、有価証券報告書の沿革に『2013年9月に大塚製薬とのレバミピドの共同開発に関する契約解除』を見たときでした。個人投資家向けのページには『私たちアキュセラの研究に、大手製薬企業である大塚製薬が着目し、共同開発という長期安定的な戦略提携を結ぶことになりました』と記載のあるアキュセラの理解者である大塚製薬が、一つのパイプラインとは言え、第3相試験が終了した8月から間をおかずに即行で契約を解除したのは大きな疑問でした。


調べてみると、レバミピドはムコスタ点眼として国内では有効性が認められて上市できています( http://www.otsuka.co.jp/company/release/2012/0105_01.html )。アメリカで第3相が失敗したのはアキュセラの臨床試験の進め方がまずかった可能性があるかもしれないと疑念を持ちました。本来なら、日本で成功できたのだから、方法を変えて粘り強くレバミピドの再挑戦をすれば上市できる可能性があるのに、なぜか大塚製薬はあっさりあきらめたように見えました。


他にも沿革には『ワシントン大学と独占契約、オキュスクリーン』、『ワシントン大学と独占契約、11シスレチニルアミン』みたいなことが書いてありますが、2010年には契約解除となっています。


調べるとアキュセラ創業者は渡米後はあまり論文を書いておらず、最先端の基礎研究をしている様子もなく、起業のためにアメリカに留学したのだろうと想像されました。そして、アキュセラは創業者の研究成果として独自技術を持っているテクノロジー会社ではなく、ワシントン大学などの他人の研究成果を買って事業化を試みるバイヤー、投資ファンド会社の側面が強いなと印象を持ちました。そして、失敗ばかりしているように見えます。


そして上場間もなくの2014年5月に、アキュセラからの要請でFDAと面談を実施、予定されていた中間解析を取りやめた趣旨のIRがされています( http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80242/2f4f5df8/3a55/4c30/91ab/08aae34c622e/20140509151456615s.pdf )。その結果、『少なくとも更に1件の臨床第3相試験を実施する予定』となりました。


上場時のインタビュー( https://www.youtube.com/watch?v=0QN8-9jmQoM )の7分25秒あたりで12か月の中間解析で、いいデータが出れば早期承認の申請を行うかもしれないと言った、わずか3か月後に、自ら中間解析を取りやめたように見えるは不誠実だな、私はそう考えました。中間解析をすると試験が早期中止、不利になるリスクを恐れたのかもしれないと深読みしました。


以上の点から不信に思い、第2a相試験の論文( http://journals.lww.com/retinajournal/Abstract/2015/06000/PHASE_II,_RANDOMIZED,_PLACEBO_CONTROLLED,_90_DAY.17.aspx )を知り合いに頼んで手に入れて読みました。


創業者のブログ( http://ryokubota.jp/home/2015/9/26 )の記載には『RETINAに掲載された・・・論文は、・・・、最も重要なところを抜粋して、ここでも説明したいと思います。・・・注目していただきたいデータが下の図の赤色でハイライトしている数値です。FAFというのは、fundus autofluorescenceという自家蛍光を用いて白黒の眼底写真で病変を計測したデータで、FDAと合意している、承認申請するときの主要評価項目にあたります。』というデータの表をみると特に5mg qAmでN=12のうちのn=4しか検査されていません。一番重要と思われるデータなのに、データをとっていない?それともデータはあるが都合が悪いので解析から外した加工されてデータ?


上記を踏まえて、『もちろん、この段階では統計的有意差はありませんし、・・・、断定的なことを申し上げることはできません。しかしながら、少なくとも「エミクススタト」を服用した患者さんは進行がとまり、プラセボグループの患者さんは進行するというトレンドがあるということは確認できました。プラセボグループの患者さんは、多くの論文に発表されているヒストリカルデータに基づく病気の進行スピードと類似のスピードで進行したことも明らかになりました。この3ヶ月間で、服用した患者さんは進行せず、プラセボグループの患者さん は進行したという違いが見えているということは、飲み始めた直後から、この病気の進行が止まる可能性があり、より長期間の試験では「エミクススタト」の有効性を証明できる可能性が十分あることを示唆しているわけです。』とブログでは考察しています。しかし、論文では効果についてはほとんど言及されていません。『最も重要なところ』なのに、素人相手のブログでは言及できても、玄人相手の論文では言及できない、つまり不完全なデータのようでした。


あと乗っ取り騒ぎの際に『この騒動が起きた時にほかの大株主や関係する大手企業はまったく動かなかったこと』( http://toyokeizai.net/articles/-/84841?page=4 )から推測するに、大塚製薬はアキュセラを助けようと動かなかったこと。それどころか、オカラガン側の言い分( http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80242/d91a23c3/3a07/46dc/b915/f266c1034a52/140120150304404389.pdf )では『窪田氏の・・・指導力は乏しかった・・・大塚製薬との関係が悪化したことを知るに至り・・・窪田氏がCEOとして再任されるべきではない・・・大塚製薬は窪田氏の役職変更に基づき・・・契約を解除する意向がない旨を口頭で伝えており・・・』と窪田氏と大塚製薬の間の信頼が低下していることが雰囲気として感じられました。上記のレバミピドの契約解除あたりで関係が悪化したのかもしれませんが、この辺りは推測の域を出ません。


創業者やSBIに第2b+3相試験が失敗すると思っていてもexitのために無理やり上場するような悪意があったかどうかはわかりません。SBIはアキュセラ上場から今に至るまでに、アキュセラ株をたくさん放出するチャンスは何度もあったのにexitせず、大半は持ち続けたので、北尾さんは創業者を信じてエミクススタトの成功を祈っていたように、私には見えます。創業者も現場の都合のよい加工データを見て、成功を信じていたのかもしれません。私には95%失敗するような臨床試験でも、創業者には50%で成功するように見え、まさか株主を裏切るような結果になるとは思っていなかったかもしれません。もし悪意がなかったとしたら、創業者の勉強不足、経験不足、素人経営の結果として多くの個人投資家に莫大な損失をもたらしたように思います。先ほどのオカラガンIRによると『窪田氏は会社を不在にすることが多く・・・社内においても・・・あまり貢献することがありませんでした』、つまりパイプラインのネタをワシントン大学などから買ってくるけど、あとは現場に任せきりで、創薬ベンチャーのCEOとしては素人同然だったのかもしれません。


以上、バイアスかかりまくりの偏見に満ちた私の感想でした。

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