タイ 学校の宿舎で火災 子ども17人が死亡

タイ 学校の宿舎で火災 子ども17人が死亡
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タイの北部にある学校の寮で22日夜火災があり、逃げ遅れた5歳から12歳の女子児童17人が死亡し、現地の警察が出火の原因を調べています。
タイ北部のチェンライ近郊にある私立学校の2階建ての寮で、現地時間の22日午後11時ごろ(日本時間の23日午前1時ごろ)火災がありました。
現地の警察によりますと、寮の2階で寝ていた女子児童36人のうち、5歳から12歳の17人が逃げ遅れて死亡し、5人が病院で手当てを受けているということです。
この学校には、男女合わせて140人余りが通っていて、敷地内にある男女別の寮では、身寄りのない子どもや少数民族出身で生活が苦しい子どもなどが暮らしていました。
今回の火災で、寮の2階の床はほとんど焼け落ちており、警察では1階部分が火元とみて出火の原因を調べています。
近くの住民の男性は「寮の子どもたちはまだ幼く、皆から愛されていた。叫び声が聞こえたので2階に上って助けようとしたが、できなかった。悲しくて涙も枯れた」と話していました。