私は年下や初心者にはかなり甘いほうかと思います。というのも「自分は先輩なのだから、後輩を責任持って育てないといけない」という意識があります。
私の先輩たちはカッコ良かった
私は学生時代は冴えない日々を送っていましたが、バイト先の先輩、部活の先輩、同じ学校の先輩には恵まれていたと思います。
仕事や学校の事を親身になって真剣に相談にのってくれたり、時に厳しく優しく物事を教えてくれたり、ピンチの時は自分を犠牲にしてまで助けに来てくれたり、同じ女性で同じ学生身分で1~2歳くらいしか年齢が変わらないのに、後輩達に負担させまいと、食事をご馳走してくれたり、
まさしく「先輩」って感じで頼もしくて優しくてカッコいい人が多かったんです。
そんな先輩たちの背中を見て育ってきたせいか、自分も後輩にあたる人には育てようと思いました。
後輩を育てるということ
私にとっては人生の大先輩にあたるわけですが、当時にしたら人生の先輩たちは19歳~23歳くらいの若者だったわけで、後輩の前でかなり見栄を張っていたんだろうなと思います。
その位の年齢だったら欲しいモノいっぱいあるでしょうし、旅行だって行きたいだろうし、自分のためにお金を使いたいし、お金がいくらあっても足りない時期だったと思います。
後輩いうても赤の他人だし、関わるのも面倒くさいと思います。
自分の損得で考えたら後輩育成は損ばっかりですが、先輩たちは惜しみなく時間を注ぎ、時に身体を張って、後輩を守ってくれました。
当時の年齢を考えたら先輩たちは無理してたとこもあったんだろうなと思うけど、当時を振り返りつつ、その心意気には今も感謝していますし改めてカッコ良かったと思います。
後輩を育てる上でカッコつけることは重要
後輩の前でカッコつけるということは、今後後輩たちの価値観に左右すると思います。
良くも悪くも後輩は先輩たちの背中を見て学びます。
自分より弱い人を守ること、人のためにお金を使うこと、見栄を張る場面などを後輩に魅せないと、後輩が自己完結型のカッコ悪い人物になっていまいます。心がケチ!
もし後輩に後輩が出来た時を育てようという意識が希薄になると思います(もちろん人によりますが)
30歳40歳でそういう大人を見かけると、自分ばっかり可愛がってダサイって思うんです。カッコつけ方を学ばなかった方は人望とか華とか思いやりとかないような気がします。
人生の先輩としてカッコつけて生きる
私は先輩から先輩らしくカッコつけて生きることを学びました。自分より年下の若者はもちろんのこと、年上の慕ってくれる方にも「人生の先輩」のような振る舞いをするようにしています。
毅然とした態度を取りつつも内心パニックになっていたり、ビビっていたりすることもありますが、後輩が見てる手前見栄を張ります。一緒になってガタガタ震えていたら後輩がますます不安になりますからね(笑)
わざわざ口で説明するのも野暮な話なので、感じ取って貰えれば幸いなのですが、感じ方は後輩によって様々なので全員まで行かなくても誰かに影響すれば良いなと思います。
私は先輩から「後輩を育てる」っていうことを教わりました!
先輩たちとは卒業や転勤などをきっかけに環境が変わり疎遠になってしまって、長いこと会っていませんが、色々お世話になった御恩、先輩の心の尊さ、後輩を育てようとした気持ちは一生忘れません!
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