pLuckyの隅田です。現在アプリビジネスにおけるグロースハックという考え方が一般的にも浸透してきている中、その考え方や手法、ツールなども常に進化し続けています。
去る4月21日に業界でも特に注目されている企業様にご登壇いただき、株式会社マイネットのセミナー会場にて開催致しました。本記事はそのセミナーまとめ書き起こしになります。
(本セミナー募集ページの詳細についてはコチラ)
1. グロースハックの絶対条件であるプロダクトマーケットフィットとは一体何か?
まずは、株式会社グロースハックスタジオの広岡一実様より、サービスを成長させるグロースハックのソリューションの話の前に、その前段として、PMF(プロダクトマーケットフィット)について”考え方”をご紹介いただきました。
特に重要箇所として、以下をピックアップしてご紹介します。
広岡氏の講演内容を引用:
「サービスを成長させる前段階として欠かせない、サービスの成長の全体像を『新しい価値の創出』 『既存の価値の最大化』という二面に分け、そこからさらにそれぞれ4つのフェーズの重要性について考えることが重要です。(P.4参照)」
その上で、プロダクトマーケットフィットとは
「ユニット単位での経済性が確認され、事業計画の精度が高まった状態」という事です。
どういう事かというと、例えば、「本を一冊仕入れて高く売れました」というのが一つのユニットで、最小単位で十分な利益を生み出せる状態です。
さらにその後のステップとして、Scale Out(売り上げの最大化)、Scale Up(利益の最大化)と進みます。
プロダクトマーケットフィットの検証が完了すると、ここで初めて精度の高い事業計画をアウトプットするステップに移ります。
つまり、プロダクトマーケットフィットしていますよ=成長させるための予算を獲得して、広告なりプッシュ通知なりを最適化させていきましょう、という一つの目安ラインが出来上がることになります。
よくあるのが、自分たちがプロダクトマーケットフィットしているのか分からないという話です。
他社さんの経営層やVCから見たときに、精度の高い事業計画になってるね、と思ってもらえるのであれば、基本的にそれはプロダクトマーケットフィットしていると捉えてよいとは思います。まずはこの考え方が、ビジネスをグロースさせる上では重要です。
更に、それぞれのフェーズでつまずきやすいポイントについても、上記スライドなどでご紹介いただきました。(P.11以降参照)
これからサービスを始められる方、現在うまくサービスをグロース(=成長)させられていない方には、大変タメになる内容でした。詳しくは、資料をご一読ください。
プッシュ通知改善のイロハ
弊社株式会社pLuckyからは、代表の林より、スマホアプリのリテンション向上のための施策として広く普及しているプッシュ通知について、その改善のイロハをご紹介しました。これは広岡様よりご紹介いただいた、既存の価値の最大化を目指すスケールアップについて深堀したものです。
まずは、アプリのリテンション向上のために重要なUX(ユーザーエクスペリエンス)について、特に「リテンションの向上」に絞ってご紹介しました。
UXを考える際は、ユーザーがサービスを利用している間だけを考えるのではなく、
- ユーザーがなぜそのサービスを起動して使い始めるのか
- 利用した後、ユーザーはどんな気持ちなのか
- その後どのようにまた起動して利用してくれるのか
といった、ユーザーがサービスを利用するシーンそのものを考えることが重要です。
「ゲーム画面の中を作るな、ゲーム画面の前を作れ」
日本有数のゲームタイトル「桃太郎電鉄」で有名なゲームプロデューサー、さくまあきら氏のこの言葉が端的に本質を示しています。
スマホアプリの場合にも、なぜそのアプリが起動されるのかを軸に、プッシュ通知をチューニングするポイントをご紹介しました。
プッシュ通知を送る際の大事なポイントは、基本的に以下の2点です。
- 対象を絞る
- ABテストする
まずは文脈を理解してユーザーを分割(利用頻度・利用目的・閲覧内容・生活様式など)します。すぐに使えるセグメントの例として、まずやるべきところ、確実に数字が上がるところとしてオススメなのが、最後に起動してからX日経過前/後、つまり休眠ユーザーの呼び戻し訴求のプッシュ通知です。ここの部分は、何かしらアクションをすれば一定のユーザーは戻ってくるので、放っておくのは非常にもったいないです。
(上)全体配信とセグメント配信での開封率の違い
(下)すぐに使えるセグメントの例
さらにそれぞれのセグメント毎でABテストを実施(訴求内容・文言の硬さ・文言の長さ・文言順序)していきます。
例えば、とあるCGM系のアプリでは、様々な文言をABテストした結果、ユーザーの承認欲求に訴求するプッシュ通知の開封率が非常に高いことが分かりました。どんな文言がユーザーに刺さるかはそのサービスによりますが、しっかりABテストを実施することでこのように開封率は大きく変わっていきます。
ユーザーにいかに「自分のための通知だ」と思ってもらえるかが重要で、これを実施することで開封率が5倍あがったり、継続率が50%上がった事例もあります。
その他の詳しい情報は、ぜひ資料をご確認ください。
まとめの続きについては、後日公開します。
次回は、facebook広告の配信がアプリでも可能となったSSP:AD Genelationの具体的な広告収益などの効果数値の紹介なども出てくる必読内容です。