京都で「葵祭」 新緑の都大路に平安絵巻

京都で「葵祭」 新緑の都大路に平安絵巻
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京都三大祭の1つ、「葵祭」が15日に行われ、平安装束に身を包んだ行列が新緑の都大路を練り歩いています。
葵祭はおよそ1400年前に欽明天皇が五穀豊じょうを祈って馬を走らせたのが始まりとされています。
京都市上京区の京都御所では、十二ひとえに身を包んだ祭りの主役「斎王代」を務める西村和香さん(26)が、「しっかりお務めするところを皆さんに見ていただきたいです」と話しました。
そして斎王代が「こし」に乗り込むと、祭りの名前の由来になった植物のフタバアオイを衣装などに飾った、およそ500人の行列が出発しました。
沿道には多くの観光客が詰めかけ、斎王代が通ると一斉にカメラを向けて、華やかな平安絵巻を楽しんでいました。
岡山市から訪れた50代の女性は「義理の息子が行列に参加しているので、楽しみにして来ました。衣装が華やかでとてもよかったです」と話していました。
葵祭の行列は下鴨神社で神事を行ったあと、京都市北区の上賀茂神社に向かいました。