JR東京駅で特急のドア開かず 車掌居眠りか

JR東京駅で特急のドア開かず 車掌居眠りか
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成田空港を結ぶJR東日本の特急「成田エクスプレス」で、14日、車掌が居眠りをして、東京駅で車両のドアがおよそ30秒間開かないトラブルがあったことが分かりました。
JR東日本によりますと、14日正午すぎ、成田空港発池袋・大船行きの特急「成田エクスプレス」が東京駅に到着したところ、ドアがおよそ30秒間開かないトラブルがありました。
会社側が調べたところ、40代の車掌が乗務員室に座ったまま居眠りし、交代の車掌に起こされたということです。ダイヤに影響はありませんでした。
社内の聞き取りに対してこの車掌は「千葉駅を通過したあと、記憶がなくなった」と話したということで、JR東日本は最大で20分程度居眠りをしていた可能性があるとみています。
また、車掌は「今月9日にどうきがして救急車で病院に運ばれたが、異常はないと診断された」と話しているということで、会社側は体調不良が影響したかどうか調べるとともに、車掌の処分を検討しています。
JR東日本の首都圏の路線では、ことし2月に山手線の運転士が乗務中に居眠りをするなど不祥事が相次ぎ、今月10日、JR東日本の冨田哲郎社長が謝罪したばかりです。今回の問題を受けてJR東日本は「乗務員への指導をさらに徹底したい」と話しています。