当サイトで導入しているPTエンジンの解析データを使用し、記事数の多いサイトのアクセスデータを示したい。
解析結果
平成28年4月1日~5月11日の総PV約326000のうち、どの記事がどれくらいのアクセスを集めたのかをデータ化した。TOPの記事が25%以上を占める人気ぶりを表しているが、それ以下はアクセスを集中させることなく散っていることがわかる。
例え1位の記事が何らかの原因で凋落しても、アクセス数は現行の75%を保つので、安定感があるといえる。1位以外の記事がアクセスを下げても、影響が少ないのは言うまでもない。
多更新はSEO効果がなく、最近では軽視されてきたように思えるが、振り返ってみるとそれぞれの記事が微細なアクセスを生み、結果としてサイト全体の7割以上を占める集合体になっている。こう考えると、記事数を増やす戦略というのは長期的に見て安定感があるのではないかと思う。
ドメイン年齢は約半年。あと半年後に1年間の実績を積み、検索エンジンからの評価が上がれば、多くの記事がアクセスを上げるのではないかと期待している。当初は雲をつかむような実体のない、即効性のないレスポンスで落胆することも多かったが、腰を据えて地道に記事を増やすことは大事だなと感じる今日この頃。
バズや一過性の検索流入がない平常運転時において、GoogleとYahoo!の流入数を見ることで、自サイトがロングテールのアクセスを獲得しているかが一目瞭然で判断できる。これが3TOPで8割を独占しているようなら、ロングテールとは言い難い。
ロングテールSEOのイメージ
ロングテールSEOとは | SEO用語集:意味/解説/SEO効果など [SEO HACKS]
アクセス数を多く集めているWEBサイトにおいては、一部の人気キーワードからのアクセス数よりも、アクセス数の少ないキーワード(ロングテールキーワード)を積み重ねたアクセス数が上回ることがほとんどです。
図からも、説明文からも当サイトのアクセスがロングテールの概念において理想の様相を呈していることが伺える。記事を数多く更新していた時期は信念を持って継続していたが、ここにきてこのようなデータを俯瞰できた。これは僕にとってひとしおの喜びである。
記事数でアクセスを伸ばすには
手を抜くな
1記事1記事に手を抜かないこと。「もう面倒だからそぞろでいいや」なんて考えると、ろくな記事にならない。専門的な知識は必要ないので、自分の考えていることを精一杯文字に起こして書こう。
SEO対策についても、独学で学べることがほとんど。ブログセミナーなど受講しなくても、WEB上には情報が満ちている。教わることを前提とするのではなく、自ら興味を持って情報を取りに行こう。
ブログ開設50日で45万PV!初期のアクセスアップ10の工夫 - ポジ熊の人生記
信念を持って継続を
更新を続けている間は目に見える成果がないので辛い。ロングテールというのは半年間ブログを継続してきて、やっと成果が可視化できる。瞬間瞬間はエネルギーが必要だが、それでも長い目で見たらいつか必ず報われる時が来る。
多更新は悪じゃない
スパムだ何だと揶揄されるが、継続したものが結果を出すことはこの記事で示した通り。どうかそのスタイルを貫いてほしい。1日3記事や4記事更新は邪道ではない。
雑記ブログが長期的にPV数を伸ばしていく具体的戦略 - ポジ熊の人生記
何より楽しんで
ロングテールを狙った戦略だからといって、すべてが苦行になるわけじゃない。「1日に○記事書いてやる!」なんて自分を縛ると、苦しい場面も出てくる、それは経験済み。そうじゃなくて、楽しんで更新して結果として1日3~4記事やそれ以上を更新していた、それでロングテールで結果が出た。これが理想の形なんじゃないかな。
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以上、ロングテールアクセスに見る記事数の有効性を示した。これからも書きたいことを書き続けて、信念を持って継続するつもり。みんな、がんばれ!