ウェストバージニア、民主はサンダース氏勝利
共和党、トランプ氏はネブラスカ州含め2州で勝利
【ロサンゼルス長野宏美】米大統領選の候補指名争いは10日、南部ウェストバージニア州で予備選が行われ、CNNによると、民主党はバーニー・サンダース上院議員(74)が勝利を確実にした。
ヒラリー・クリントン前国務長官(68)は既に獲得代議員数で大きくリードしており、指名獲得が濃厚になっている。共和党の指名を確実にしている実業家ドナルド・トランプ氏(69)とクリントン氏が11月の本選で戦う構図は変わらない。CNNによると、クリントン氏は既に2235人の代議員を獲得しており過半数の2383人に近づいている。
一方、サンダース氏は最後まで選挙を続ける姿勢を示しており、17日に予備選のあるオレゴン州で勝利演説し、「私たちの描く理想像が未来の米国や民主党だ」と、政策に影響を及ぼすことを強調した。さらに「メキシコ系やイスラム教徒、女性を侮辱するトランプ氏を大統領にするわけにいかない。私たちの強みは多様性だ」と語り、クリントン氏よりも自分の方がトランプ氏に勝てると訴えた。
共和党は他の候補が撤退を表明しており、トランプ氏がウェストバージニア州と中西部ネブラスカ州の予備選で勝利し、代議員を上乗せした。