『清掃はやさしさ 世界一清潔な空港を支える職人の生き様』新津春子著・感想レビューをご紹介

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『清掃はやさしさ 世界一清潔な空港を支える職人の生き様』新津春子著・感想レビュー



旅行に行く際や実家に帰省する際に訪れる羽田空港。

今日も、国内はもとより、海外からもたくさんの人が羽田空港を利用しています。

その羽田空港の利用者は1日に20万人にも上るそうです。



羽田空港をキレイに保つ清掃の仕事を誰が行っているか注目したことはありますか?


羽田空港で清掃の仕事に従事する新津春子さんの仕事への取組みや生きざまを書いた著書『清掃はやさしさ 世界一清潔な空港を支える職人の生き様』が今話題になっています。



『清掃はやさしさ 世界一清潔な空港を支える職人の生き様』

著者:新津春子、出版社: ポプラ社 (2016/3/14)

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この本には、新津さんが中国残留日本人孤児二世として、アルバイトとして仕事を始め、日本一の清掃職人になる過程が描かれています。新津さんは実績を認められ、2015年には「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演されています。


アルバイトをする方にとっても、また苦難に直面している人にとっても参考になる本ですので、バイトハブでもレビューしていきます。


では以下早速、読書メモをご紹介します。



▼『清掃はやさしさ 世界一清潔な空港を支える職人の生き様』読書メモ


・新津さんは、20年間羽田空港の清掃員として働いてきた。その前も含めると約28年間、「清掃」という仕事の関わっている



・掃除:自分の家などを自分達が満足するレベルにすること

 清掃:技術や知識を持つプロが、お金をいただいて行うこと

 新津さんにとって、掃除は「家事」であるが、清掃は「仕事」。



・羽田空港は、新津さんにとってかけがえのない場所。羽田空港で清掃という仕事に出会ったからこそ、自分の居場所を見つけ、自分を持って生きられるようになった。



・幼少時代は元々中国で生まれ暮らしていたが、父親が日本人であったことから中国でひどいいじめにあった。その後、父の薦めで一家で来日。日本語も全く分からない状態で中学に編入したが、生活費を稼ぐため仕事をする必要があった。



・言葉がわからなくてもできる仕事という理由で、清掃という仕事に出会う。アルバイトをしながら、日本の中学・高校に通ったが、今度は日本で「中国人」という理由からいじめられてしまう。



・「自分って何?」という思いを抱えたまま、高校を卒業し音響機器の会社に就職した。就職して3年ほど経ったときに、職業能力開発センターのビルクリーニングのポスターを見つけ、会社を退職し、ビルクリーニング科に入学した。



・講義が始まると新鮮なことばかりで、清掃の奥深さに触れることができた。清掃の仕方にきちんとした理論があり、清掃について学ぶにつれ「清掃の職人」として生きていこうと思うようになった。そして、卒業と同時に日本空港技術サービス(現:日本空港テクノ)に入社し、羽田空港を清掃する会社にてアルバイトとして勤務を開始。



・就職後もビルクリーニング技能士の資格や、全国ビルクリーニング技能競技会の参加など、自己研鑽を重ねる。全国ビルクリーニング技能競技会の前には練習に練習を重ね、日本一に輝く。



・日本一になった後、会社でも正社員に昇格。実績を積み重ねたことで、人材を育成する立場に。そんな中、2013年、2014年と羽田空港は「清潔な空港世界一」に二年連続して選ばれた。2015年には「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演。




いかがでしたか?

清掃の仕事でも、スキルアップできたり、仕事を通して自分に自信がもてたり、または自分の居場所を発見できたりと、やる気や取組み方によって変わってくる事例かと思います。



ここでは、かなりざっくりとした概要をご紹介しました。

興味がある方は是非この本を手に取って読んでいただき、仕事をする上で、または生き方を考える上でも参考にしていただけると幸いです。



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▼著者情報:新津春子


日本空港テクノ株式会社所属

1970年中国残留日本人孤児二世として、中国瀋陽に生まれる。中国残留日本人孤児であった父の薦めによって一家で渡日。言葉がわからなくてもできるという理由で清掃の仕事を始めて以来、今日まで清掃の仕事を続けている。


95年、日本空港技術サービス(現:日本空港テクノ)に入社。97年に(当時)最年少で全国ビルクリーニング技能競技会一位に輝く。以降、指導者としても活躍し、現在は羽田空港国際線ターミナル、第一ターミナル、第二ターミナルの庄清掃の実技指導に加え、同社ただ1人の「環境マイスター」として、羽田空港全体の環境整備に貢献するとともに、次代のマイスターを育てる活動を行っている。

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