バンクーバーに1ヶ月留学した時、TOEIC930点だった。
しかし机上の英語学習だけだったので全然話せなかったときの出来事。
両替に銀行に行って、銀行員のおにいさんに1万円を渡した。
すると2万円分のカナダドルをくれた。
びっくりして一瞬「もらっちゃおうかな〜」とも思ったけど、後で計算が合わなくておにいさんが怒られたらかわいそうなので返すことにした。
そこで私は一言。
「金額間違ってますよ〜」のつもりで
" You made a mistake."
おにいさんはすごく動揺して、無言で余分なお札をつかんで裏に去って行った。
そのまま戻ってこなかった。
??
親切に指摘したのに「ありがとう」ぐらい言ってくれてもよくない?
と彼の行動が不思議だった。
しかし、今考えると
「間違ってますよ〜。」のノリで言った言葉はこう聞こえたであろう。
オマエハ、アヤマチヲオカシタ!
責任を取ってもらう。
恐ろしや〜!
そりゃ動揺して逃げるわw
直接的すぎたわ。
今だったらこんな感じで言うだろう。
"Uh... It looks I've got too much."
(あの〜、ちょっと多すぎるみたいだけど )
これならそんなにビビらせはしなかったはず。
いや〜、当時確かに彼は間違ってたんだけど、そんな言い方ないでしょ。
机上の学習だけだと怖いな、全く。
やっぱりシチュエーションと表現をセットで覚えるのが大事と感じる。
仕事中英語を使う時はもちろん、海外ドラマを見ていても「こういう時こう言うのか〜!」という発見が多くて役に立つ。
英語はズバズバ言っていいイメージがあるけど、意外と遠回しな表現を使うことが多い。
その微妙な遠回し具合が分かった時、楽しい。
ちょっとしたニュアンスを学ぶのが醍醐味だと感じる。
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