>  >  > パナマ文書公開で「合法」キャンペーン

パナマ文書公開でさらに日本人の名前! ホリエモンなど富裕層の「普通の節税」「合法」キャンペーンに騙されるな

【この記事のキーワード】, , ,
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
panamabunsho_01_160409.jpg
国際調査報道ジャーナリスト連合が公開しているパナマ文書のウェブページより


 楽天の三木谷浩史会長兼社長に、警備大手のセコムの創業者(飯田亮氏ら)、コーヒー飲料大手UCCグループ代表者(上島豪太氏)、安倍首相と個人的にも非常に親しい関係にあり、首相自ら内閣官房参与に抜擢した加藤康子氏……。「今世紀最大級の金融スキャンダル」とも評されるパナマ文書により、日本でも、ボロ儲けしたカネをタックスヘイブンに還流させることで租税回避しようという富裕層の動きが白日の下に晒され始めている。

 4月にはその一部が公開されていたが、さらに詳しい一部情報が、5月9日午後2時(日本時間10日午前3時)に国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)のホームページ上で公開された。

 その結果、日本在住者や日本企業が役員や株主になっているペーパーカンパニーは延べ約400社にのぼり、新たに大手商社などの名前が確認されたという。他にも、誰もが知っている経営者、さらには暴力団や政治家の名前もあるのではないかといわれているが、一方で、富裕者、企業、政界関係者からはタックスヘイブンへの投資に対して「合法的な節税」「普通の商行為」という弁明の声が上がり始めている。

 名前の上がったセコムやUCCも一様に「合法」であることを強調しているし、ホリエモンこと堀江貴文氏は以下のような暴論をツイート。論議を呼んでいる。

「パナマ文書のどこにニュースバリューがあるのかさっぱりわからん。普通に個人として無駄な税金納めないのって普通じゃね?」

 ホリエモンの場合、世間を騒がせたライブドアグループの証券取引法違反事件の際には、タックスヘイブンのひとつ、英領バージン諸島のダミー法人を駆使していたことが明らかになっており、この程度なら「普通」という感覚なのかもしれないが(失笑)、いずれにしても富裕層の側から「租税回避行為は問題にはあたらない」というキャンペーンが展開されはじめているのだ。

 そして、この動きに合わせるように、マスコミも、「租税回避地は税負担を軽くするのに好都合な場所とされるが、法人設立自体に問題はなく、事業が目的の場合もある」(共同通信5月6日付)という言い訳を記事に入れるなど、追及がどんどん及び腰になっている。

リテラのSNS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

関連リンク

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 パナマ文書公開で「合法」キャンペーン
2 日銀委員にショーンK並み経歴詐称発覚
3 石原都知事時代の贅沢三昧は舛添以上
4 中居の被災地支援をテレビがまた無視
5 パナマ文書に安倍のオトモダチの会社
6 橋下が「人格障害」名誉毀損裁判で敗訴
7 『クロ現』降板の国谷裕子が圧力を語る
8 稲田朋美がレインボーパレードで大噓
9 嵐の元側近が明かすジャニーズの掟
10 大森靖子「小6のときレイプされて」
11 新潮まで安倍政権の震災対応を批判
12 上原亜衣は? AV女優の引退後
13 キムタク最大のタブーとは?
14 AKBから「名誉毀損」の恫喝メール
15 松潤と井上真央は結婚するのか?
16 さんまもハマったAV女優紗倉まなの闇
17 娘婿まで追放、メリーの暴走老人ぶり
18 嵐メンバーの意外な恋愛事情
19 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
20 パナマ文書が暴露する税金逃れ日本企業
PR
PR
1忌野清志郎の「圧力」との闘い
2「憲法9条を守れ」と主張する芸能人
3櫻井よしこは嘘つきだ!小林節が告発
4元ゼロ戦パイロットが安倍首相を批判
5新潮まで安倍政権の震災対応を批判
6「押しつけ憲法論」は真っ赤な嘘だ!
7パナマ文書に安倍のオトモダチの会社
8櫻井よしこ「憲法で震災が拡大」デマ
9震災でフジ、日テレが原発をタブーに
10安倍出演『ワイドナ』は接待番組だった
11百田尚樹の「改憲PR映画」がトンデモ!
12酒離れは格差社会のせいだった!
13NHKの憲法記念日報道がヒドすぎる
14自民党憲法調査会に巣食う世襲議員たち
15石原都知事時代の贅沢三昧は舛添以上
16スポーツ庁長官と文科省が事前検閲要求
17補選当選の自民党候補とヘイトの関係
18稲田朋美がレインボーパレードで大噓
19稲田朋美が「週刊新潮」に全面敗訴!
20世論調査で「憲法改正派」が激減
PR
PR

カテゴリ別ランキング


人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

サイゾーメディアの人気記事