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植物「シロイヌナズナ」が奈良の大学内に

 奈良先端科学技術大学院大(奈良県生駒市)は9日、遺伝子を組み換えたアブラナ科の植物「シロイヌナズナ」がキャンパス内に生えているのが見つかったと明らかにした。近くにある温室から種子などが漏れ出た可能性が高く、第三者も交えた調査委を発足させて原因を調べている。拡散すれば野生の個体に悪影響を及ぼす恐れがあるが、キャンパス外では見つからなかったといい、先端大は「外部への影響はないと考えている」としている。

     先端大によると、先月20日、温室近くのシロイヌナズナを見た学生が「遺伝子組み換えではないか」と指摘して発覚。温室から半径約20メートルの範囲にあった全525株を調べたところ、289株が遺伝子組み換えだった。

     先端大では、バイオサイエンス研究科の約10の研究室が遺伝子を組み換えたシロイヌナズナを温室で育てている。限られた関係者しか入室を認めず、靴の裏に付着した種子が漏れ出るのを防ぐため、出入り口に粘着シートを設置するなど、拡散防止措置を講じていたという。【大久保昂】

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