順調に成長を見せてくれている我が娘であるが、最近は随分と意思疎通が出来るようになり、正直言って見ているだけで楽しい。
「ご飯だよ〜」といえば、いつも使っている食事用のスタイを欲しがり、無事手にすると食事用の椅子に向かってテコテコ歩いて行き、「おっ!おっ」と椅子の移動をせがむ。おこぼし用の新聞紙を床に敷くと手を叩いて喜んでいる。
食事の前には最近「ちょうだい」を仕込んでいる。本当は手を出すだけでいいのだが、娘はうれしい事があると手を叩いてよろこぶ傾向があるので、ぱちぱちとちょうだいが組み合わさったモーションになる。とてもかわいい。
食べ終わった時には「ごちそうさま」と話しかけているが、なんとなく体の前で手を組み合わせてそれっぽいしぐさを見せてくれている。
お風呂が沸いた音楽が鳴り、「さて、風呂にはいるか」と自分が言うと、娘がばいばいをして見送ってくれる。娘はパパが先に入り、あとから連れて行かれることを理解しているのだ。なので、ひとときの別れということでばいばいしてくれる。
最近では、パパやママの真似をしたがるようになった。ママが化粧をしていると道具を奪い自分の顔にくっつけてみたり、iPhoneを手にしては耳にあててもしもし?的な動きを見せたり、PS4のコントローラーを奪い取りアナログスティックをカチャカチャ動かしたりしている。
そして、最近の大きなトピックは、「おてつだい」をしてくれるようになったことだ。
例えば、ご飯を食べ終わると、パパとママの箸置きをむんずとつかんで、いつもしまってあるサイドボードのドアを開け、既定の場所にそっと置いてくれる。
さらに、ゴミらしいもの(なんかクシャクシャに丸められたもの)を渡して、「それポイして!」と頼むと、ニコニコしながらゴミ箱の方に歩いて行き、そっとポイしてくれる。
その時にゴミ箱になにか興味を引くようなものが捨ててあると、むしろゴミ箱あさりが始まってしまうのだが、それはそれでかわいい。だが、部屋が汚くなるのでやむを得ずゴミ箱から引き離している。
そうすると娘はいやいやしながらものすごい勢いで仰け反る。イナバウワーばりの仰け反りで勢いが凄いので支えているのが大変である。もし支えていなかったら後頭部を強打してしまうだろう。イナバウワーならぬイヤバウワーである。
言葉はまだ殆ど話せず、「おっ!」「あっ!」「うー」「あい!」「まんま」「んばぁぱぁ(パパではない…)」くらいしかバリエーションが無いが、行動にはこちらの意思が確実に反映されている。それがたまらなくうれしい。
最近ではEテレなんかでやっている番組でダンスが始まると「きゃっきゃっ」といいながら手を叩いたりぶんぶんしたりして反応している。ひょっとしたら本人は踊っているつもりなのかもしれない。
これからもっと成長し、自我が発達してくればもっとはっきりとした意思表示もするだろうし、複雑なおてつだいもやってくれるだろう。そのかわりに、おままごととかに駆り出されることになるのだろうか?
それはそれで楽しみだ。