白い背景と黒い背景で別の絵に変わる画像を作りましたが、これをカラーでやるのは無理だと思っていました。
ですが、がんばればできることが分かりました。
その画像がこちらです。
こちらの画像をクリックすると大きい画像が表示されるので、そちらを保存してください。
先ほどの動画のように、iPhoneのカメラロールで表示するか、PC上でPowerPointやExcelに挿入してやると、よくわかります。
Twitterに投稿すれば、色まで変わる「クリック推奨画像」になります。
背景が黒から白に変わっただけで、なぜ黄色い部分が赤くなったり青くなったりするの?
これは、1つのドットだけでは不可能です。
先ほどの画像を白い背景と黒い背景の境目に置いた時の様子を拡大すると、以下のようになっています。
ドラミちゃんがドラえもんに変わる画像の拡大
2×2のブロックごとに色を表していて、離れて見ると絵柄が見えるようになっています。
ポイントは、標準的なディスプレイのガンマ値が、1より大きい2.2に設定されていることです。
例えば、2×2のブロックの中に、補色の関係にある色を入れておくと、遠目には灰色に見えるのですが、
このうちの片方の色の透明度を大きくしておくと、
黒い背景では黒っぽくなります。
黒っぽくなったときに、ガンマ値が大きいディスプレイでは、より極端に黒に近づいて表示されます。
そうすると、灰色に見えていたカラーバランスが崩れ、色がついたように見えるのです。
いやー、不思議ですね。
実際に作ってみたら、想像していた以上に色がはっきりと出たので、作った自分が一番驚きました。
もはや2枚の別の画像にしか見えないので、画像ファイルをいじったことのある人でないと、なかなかこの不思議さは伝わらないかもしれません。
もっと複雑な画像もできる?
カラーのグラデーションを表現できれば、カラーの写真を別の写真に切り替えることもできるかもしれません。
かなり大変そうなので、私はもう多分やりませんが、興味を持った方がいればぜひよろしくお願いします。