前回の記事で、付き合いのに気持ちの良い、アメリカ人の長所を2つ紹介した。
今回の記事では、アメリカ人の人柄の良さが、
「罪の文化」と言われるキリスト教の文化と、どのように関連しているかを分析します。
1. アメリカ人は、人が良い?
意外に思えるかもしれないが、
アメリカ人は、無邪気といえるほど、人が良い人間も多い。
最初は、その無邪気な単純さに苛立ったこともあったが、
最近は、素直に長所だなと受け入れられるようになった。
私は、これはアメリカが、文化的にキリスト教国家ということも大きいと思う。
罪の文化・恥の文化
「罪の文化・恥の文化」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
これは、アメリカの女性人類学者ベネディクトが、
1946年に発刊した「菊と刀」という本の中において用いた文化類型だ。
私は、ベネディクトのような紋切り型のステレオタイプの文化は好まないが、
「罪の文化・恥の文化」という概念に限っては、
アメリカで長年生活していて、納得する部分も多い。
罪の文化
彼女は西欧社会を、道徳の絶対的標準を説き、良心の啓発を重視する社会と規定し,
西欧人は罪の内面的な自覚に基づいて善行をなすのであり、
罪を犯した人間は、その罪を包まず告白することによって、
重荷をおろすことができるとした。
恥の文化
日本の文化は、内面に善悪の絶対の基準をもつ西洋の「罪の文化」とは対照的な、
内面に確固たる基準(一神教の神との関係)を欠き、
他者からの評価を基準として行動が律されている「恥の文化」として大胆に類型化した。
英語のことわざ
こちらのサイトで、「罪の文化」の欧米を示す英語のことわざを
3つ紹介していましたが、納得できる点が多くあります。
http://www.wa.commufa.jp/~anknak/a-kotowaza-12-tsumi.htm
・ A guilty conscience feels continual fear.
《罪を意識する心は絶えず恐れを抱く》
・ God comes with leaden feet, but strikes with iron hands.
《神はゆっくり近づくが、打ち据える拳は鉄のように強い》
・ A clear conscience fears not false accusation.
《清らかな良心は偽りの非難を怖れない》
まとめ
今回の記事では、「罪の文化」と言われるキリスト教の文化と、
アメリカ人の人柄の良さとの関連をご紹介しました。
ご参考になれば、嬉しいです。